今年は11月2日から二子玉川で開催決定!「キネコ国際映画祭2016&TIFF」記者発表会(2016.09.05)
昨年より「キンダー・フィルム・フェスティバル」から名称を変更し、「夢を育てる世界の映画を子どもたちへ」をコンセプトに今年で24回目を迎える「キネコ国際映画祭2016&TIFF」の記者発表会が9月5日(月)に行われ、ジェネラル・ディレクターを務める女優の戸田恵子、プログラミング・ディレクターを務める司会者・タレントの中山秀征、そして今年からスペシャル・サポーターとして参加する俳優の高橋克典らが登壇した。
1992年にスタートした当初は観客がなかなか集まらなかったということだが、フェスティバル・ディレクターの田平美津夫氏は「沢山の応援してくださる方々のお陰で、理想の映画祭となりました」と挨拶し、今年は11月2日から6日までの5日間、1万2000人の動員を目標に開催することを発表。昨年の渋谷から会場を移し、今年は東急グループが特別協賛することから109シネマズ二子玉川をはじめ、二子玉川駅周辺で開催する。(株)東急レクリエーションの菅野信三取締役社長も「昨年、拝見して大変感動しました。みんなで汗を流して子供たちのために一生懸命、手作りで取り組んでいたので、全面的に協力させていただき、地域に根ざした映画祭にしていきたいと思いました」とコメント。
また、今年からは東京国際映画祭と開催時期を合わせて開催することから、東京国際映画祭の椎名保ディレクター・ジェネラルも来場し、「常々、我々の映画祭では若い才能を育てることを目指してきましたが、これからの映画業界を支えてくれる、映画のコアファンとなってくれる子供たちにも映画を観てもらいたいと思っていましたので、同時開催としてコラボレーションしながらやっていこうと思います」と明かした。また、将来の映像クリエイターを目指す子供たちの一助となるよう、そして世界に日本映画の魅力を伝えることを目的に「日本作品賞」を新設。グランプリ作品は「キネコ国際映画祭」が英語字幕を制作し、海外の映画祭で上映されるようアレンジする。
上映作品は過去最多となる、海外長編5作品、海外短編18作品、日本長編3作品、日本短編5作品の計31作品を予定している。オープニング作品はオーストラリアの「おんなのこの誘い方」、クロージング作品は韓国の「犬どろぼう完全計画」に決定した。これまでも「ライブ・シネマ」として映画やアニメーションを日本語で生吹替えしてきたジェネラル・ディレクターの戸田恵子は「世界の子供映画祭に参加して勉強させていただいてきましたが、いつも感じるのは町じゅうでバックアップして子供たちのために開催しているということです。でも、生吹替はどこの映画祭でもやっていないので、誇れるところだと思います」と明かした。
プログラミング・ディレクターの中山秀征も「普段はあまり緊張しないのですが、生吹替えはいつも嫌な汗をかきます(笑)。今回、吹替えする『おんなのこの誘い方』では、お父さん役として息子に女の子の口説き方を教えるのですが、大どんでん返しがあり、最終的には息子から学ぶという、子供の吸収力の速さに感心しました。夢のある映画を、ご家族で楽しんでください」とアピール。また昨年、映画祭に個人的に参加し感激し、スペシャル・サポーターとして初めて名乗りをあげた高橋克典も「興味深く、奥深く、あったかくて時に辛らつな作品も登場するキネコ国際映画祭に足を運んでいただけたら」と挨拶した。
その後、「犬どろぼう完全計画」の一部を声優メンバー“KLA’S(クラス)”と共に、3名が披露。戸田は「とても素晴らしい作品なので、是非、本編を映画祭で観ていただきたいです!」とアピールした。
開催情報 | 2016年11月2日(水)〜11月6日(日)、109シネマズ二子玉川、iTSCOM STUDIO & HALL二子玉川ライズ、他二子玉川駅周辺イベント会場で開催 公式サイト:http://www.kinder.co.jp/about.html |
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