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今年は東京、札幌、名古屋で開催!「国連UNHCR難民映画祭2018」記者会見(2018.08.02)

9月から10月にかけて東京、札幌、名古屋で開催される「国連UNHCR難民映画祭2018」の記者会見が8月1日(水)に行われた。13回目を迎える今年は、難民問題に関心のない層にも気軽に参加してほしいという思いから、「観る、という支援。」をテーマに、厳選した6作品を上映する。うち日本初上映は4作品となり、過去の同映画祭で好評を博した2作品をアンコール上映する。さらに、著名人、実際に難民問題解決に取り組む人々を招いたトークイベントも開催する。

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のダーク・ヘベカー駐日代表は「この映画祭の作品に描かれているのは、人の苦しみ、損失、生き抜くためのもがき、希望、そして夢です。5年連続で難民の数は増え続け、紛争や飢饉、人権侵害によって2秒ごとに1人が移動を強いられ、毎日新たに4万4000人が避難しています。日本から遠く離れた場所で起きていることですが、この映画祭がその距離を縮めると思っています。映画を観ることで、難民への思いを行動に起こしていただければと思っています」と挨拶した。

続いて、国連UNHCR協会の星野守事務局長は「昨年、UNHCRが支援すべき難民の数は6850万人でした。年間で8000万円の支援資金が必要ですが、その5割が足りていない状況です。私もこの1年の間に、ヨルダンでのシリア難民やウガンダでの南スーダン難民に会ってきました。本当に命からがら逃げてきた人々です。そのうち約半数が子どもたちですが、懸命に生きることに立ち向かい、目が輝いていました。映画という媒体を通して一人でも多くの方に難民問題に向き合っていただき、知っていただきたいと思います」と述べた。

昨年の6都市開催から縮小して3都市での開催となるが、2015年から開始している「学校パートナーズ」(学校が主催者となって上映イベントを実施する)枠を、企業・団体にも広げ、映画を通して難民問題への理解と共感を広げる同映画祭に賛同する学校や法人パートナーズを募っている。開催期間は2019年7月31日までとなり、「UNHCR難民映画祭」は後援として、上映作品のラインナップや広報ツール、パートナーズロゴ提供等を通じて上映会をサポートする。

【上映作品】
●日本初上映
▽「ソフラ〜夢をキッチンカーにのせて〜」トーマス・モーガン監督
レバノンの難民キャンプで生まれ育ったパレスチナ難民のマリアムは、自分の運命に立ち向かうためケータリングビジネスの起業に挑戦する。

▽「パパが戦場に行った日」ニコル・ヴァン・キルスドンク監督
ある日紛争が勃発し、父親は娘のトーダを祖母に託して兵士として戦地へ向かう。日に日に戦闘は激化し、トーダは隣国に住む母親を訪ねてたった一人、避難の旅に出る。

▽「アイ・アム・ロヒンギャ」ユスフ・ズィーネ監督
14人の若きロヒンギャ難民がカナダのオンタリオ州へ定住。拷問、殺人、レイプ、焼き討ちといった壮絶な経験に苦しみながらも、自身の生活を立て直そうと奮闘する。

▽「君たちを忘れない〜チョン・ウソンのイラクレポート〜」ポール・ウー監督
韓国人初のUNHCR親善大使であり、俳優のチョン・ウソンが、2017年に訪問したイラクの国内避難民キャンプで、聴力に障がいを抱える9歳の少女と出会う。

●アンコール上映
▽「アレッポ 最後の男たち」フィアース・ファイヤード監督
シリアの街アレッポは昼夜を問わず爆撃が続き、人々が逃げ惑う中、誰よりも早く瓦礫の中から生存者を救うため、爆撃地に向かう男たち「ホワイト・ヘルメット」の姿があった。

▽「異国に生きる―日本の中のビルマ人」土井敏邦監督
1991年にミャンマー軍事政権の弾圧を逃れて日本に来たビルマ人青年。妻との再会、念願のレストラン開店と安定した暮らしの一方で、祖国の民主化運動を諦めることはなかった。※名古屋のみ上映

なお、入場は無料だが、ウェブサイト又は往復ハガキで申込みが必要(1作品ごと)。先着順での受付となり、定員に達し次第締切りとなる。会場は東京がイタリア文化会館(9月7日〜9日)、「グローバルフェスタJAPAN2018」お台場センタープロムナード(9月29日、事前申込不要)、札幌が札幌プラザ2・5(9月29日、30日)、名古屋が名古屋国際センター別棟ホール(10月6日、7日)。

開催情報 2018年9月7日(金)〜10月7日(日)東京/札幌/名古屋で開催
公式サイト:http://unhcr.refugeefilm.org/2018/

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