3月23日から30日まで沖縄コンベンションセンター及び周辺地区など開催される「第5回沖縄国際映画祭」のプログラム発表が2月19日（火）に行われた。今年も吉本芸人たちや上映作品の出演者たちが登壇し賑やかな会見となり、大崎洋実行委員長は「なんとか5回目を迎えることができ、社内では奇跡の映画祭とも言われています。お笑いの祭になっているところもありますので、今年はもう少し映画祭の感じを出し、独自の部門も充実してきました。沖縄の方々にも関心を持っていただけてきているので、沖縄からアジアへ情報発信をしていければと思っております」と挨拶した。

コンペティションでは「笑える、もしくは観終った後に幸せな気分になれる」というテーマに沿った長編作品を「Laugh部門」と「Peace部門」に分けて計17作品を上映し、観客大賞の「海人賞グランプリ」を決定する他、審査員特別賞として「ゴールデンシーサー賞」を1作品に贈る。今年の審査委員長は「オペラ座の怪人」等のジョエル・シュマッカー監督が務め、審査員には桃井かおり、デーモン閣下、クロード・ガニオン監督が名を連ねている。

また、昨年に続き「Pachinko Movie Award 2013」を開催。今回は一般からもオリジナルのパチンコのリーチ映像を募集している。この他、新たに発足した“次世代を担う人材”を発掘するプロジェクト「クリエイターズ・ファクトリー」や、世界初の結婚式余興映像No．1を競う「にーびち映画祭」も加わり、スケールアップしている。

ここで、コンペティション部門に出品される「げいにん！THE MOVIE」主演のNMB48の山本彩、渡辺美優紀、「デスマッチ」主演の武田幸三、「Pachinko Movie Award 2013」の司会を務める平成ノブシコブシが登場。この日、司会進行を行っていた藤井隆は、NMB48の2人と武田の話は丁寧に聞いていたものの、平成ノブシコブシには冷たい態度。元キックボクサーである武田が「リアルな迫力のある映画になった」と語ると、藤井は「ではその迫力を、ここで再現していただきましょう」と何故か吉村を前へ促し、NMB48の2人も「見たい！迫力感じたいです」と興奮気味。すっかりお尻をキックされる体勢になった吉村は強烈な一撃を浴びせられ、藤井は「写真は撮れましたか？もう一度キックするふりだけでも」と言ったものの、もう一発、激しいキックが吉村を襲った。

昨年の10月から映画祭のエグゼクティブ・プロデューサーに就任し、「クリエイターズ・ファクトリー」の審査員も務める奥山和由氏は「昨年、映画祭に参加させていただきましたが、日本国内でこんなにスケールがあり、明るく、元気になれる映画祭があるのかと感動しました。この映画祭から数多の巨匠やスタッフが生まれることを期待しています」とコメント。

また、特別上映でも新設された部門があり、Piperの後藤ひろひと企画による観客参加型上映プログラム「デルシネ」や、沖縄を舞台とした名画を特集上映する「ウチナー映画～ロケ地巡りの旅～」、そして米国アカデミー賞公認であり、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル＆アジア」とのコラボレーションも決定している。

この日は、ガレッジセール、パンクブーブー、しずる、宮川たま子、肘井美佳、青島あきな、古泉葵、江頭ゆい、倉田あみ、秋元梢らも登壇した。