D・ワシントンがオスカー受賞の暁に日本語で挨拶を約束!「フライト」来日会見(2013.02.20)
主演のデンゼル・ワシントンがアカデミー賞主演男優賞にノミネートされている「フライト」の来日記者会見が2月20日(水)に行われ、デンゼル・ワシントン、ロバート・ゼメキス監督、プロデューサーのウォルター・F・パークス、ローリー・マクドナルド夫妻が登壇した。ワシントンは4日後(日本時間2月25日)に発表されるオスカーを受賞できたら、日本語で「有難うございます」と挨拶することを約束した。
奇跡の緊急着陸で多くの命を救い、一躍ヒーローになった機長に重大な疑惑が浮上する。果たして彼は真の英雄か、卑劣な犯罪者か?本作は、人生の闇に飲み込まれた男が本当の栄光とは何かを見出すまでを描くヒューマン・サスペンス。「フォレスト・ガンプ/一期一会」のロバート・ゼメキス監督が「キャスト・アウェイ」から12年ぶりに実写映画を完成させた。
ともに4年ぶりの来日となるデンゼル・ワシントンとロバート・ゼメキス監督は、「日本に戻って来られて嬉しい」と挨拶し、ワシントンは「寿司の次郎(銀座の名店)に是非、連れて行って欲しい」と語り、月曜日から滞在しているゼメキス監督は「浅草の浅草寺、皇居周辺を散歩した。妻がパールを購入したよ」と日本がお気に入りの様子。
プロデューサーのウォルター・F・パークスとローリー・マクドナルド夫妻も「プロモーションの最後に着陸したのが東京で、良いアイデアだったと思う。娘が留学していたこともあり、特別な街。今回は娘、息子も一緒に家族で滞在している」と挨拶した。
これまでに警官、刑事、弁護士、列車の運転士などをリアルに演じてきたワシントンだが、ジェット旅客機のパイロット役は初めてとなり、「フライトシミュレーターで訓練したんだ。普通は2、3年かかるところを、2、3日くらいの短い期間でやったけど、楽しい作業だった。ゼメキス監督がパイロットなので、わからないことは彼に聞いたよ。説明が理解できず難しいところもあった」と語り、ゼメキス監督も「デンゼルとの仕事はワクワクして楽しかった。彼の演技の選択がすべて正しく、演出をしなくても済んだくらいだった」と良い信頼関係を語った。ワシントンも「監督はリラックス出来る環境を作ってくれて、何でも試すことが出来た。『どうだい?』と聞くと、『とってもいいよ』と答えてくれて、不安も感じず演じやすかった」と応えた。
また、「私の哲学は毎日を精一杯生きること」と語るワシントンは、質問に何度もこの言葉を用い、「日々、努力を重ねてベストを尽くす。欠点を直し、ベストな人間になれるよう努力をしている。まだ途中ですが・・・」と年齢を重ねても向上心を忘れず、日々を大切にしている誠実さを伺わせた。パークス プロデューサーは「いろいろな問題を抱えている一人の人間を真実味を持って描写し、脚本に対する敬意が感じられた」とワシントンの演技を褒め称え、マクドナルドプロデューサーも「デンゼルとの仕事は興奮した、彼は役者として力強くパワフル、また知性も持ち合わせている。今回は最初は自信を持っていながら堕ちていくキャラクターを、強さという部分を表現しながら、脆さ、弱さもちゃんと出している。過度にセンチメンタルにならず、見事に演じている」と絶賛した。
公開情報 | パラマウント・ピクチャーズ配給「フライト」は2013年3月1日(金)から丸の内ピカデリー他全国公開 公式サイト:http://www.flight-movie.jp/ |
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