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鬼教官と部下のツンデレな関係も見所!?「図書館戦争」完成披露会見(2013.03.19)

ベストセラー作家・有川浩の人気シリーズを実写映画化した「図書館戦争」の完成披露会見が3月19日(火)に行われ、主演の岡田准一、榮倉奈々をはじめ、田中圭、福士蒼汰、石坂浩二、佐藤信介監督が登壇した。有川の代表作であり、コミック、アニメなど様々なメディアミックス化をしてきたシリーズの満を持しての実写映画化ということもあり、岡田は「すごく人気のある作品の実写化ということでありプレッシャーもありますが、原作、アニメファンの方々にも楽しんで頂けたら嬉しいです」と挨拶した。

国家によるメディア検閲が正当化され、あらゆるメディアが取り締まられる時代・正化。本を読む自由を守るために図書館側から生まれた組織「図書隊」に入隊した新人女性隊員の笠原郁は、鬼教官・堂上篤や仲間たちに見守られながら、知る権利や本を読む自由を死守すべく戦いに身を投じていく。

佐藤信介監督は「自由とは失われて初めてはっきり現れるもので、その自由を取り返そうとする青春群像劇となっています。抽象的ではなく本当の意味での戦争の中で、自由を求め戦う姿が皆さんの心を打つと思います」と映画への思いを語った。今回で佐藤監督と10年ぶりの仕事となる岡田准一は「10年前の自分とは違う、成長した自分を見せられたらいいなと撮影に臨んでいました」と監督への思いを語り、「ツンデレあり、アクションありで、いろんな要素が盛り込まれたバランスの良い作品になっていると思います」と語った。榮倉奈々も「ほんと欲張りな映画だなと思います。そんな映画に出演できて嬉しかったです」と喜びを語った。

キャストの中で最年少となる福士は「大先輩方と一緒の現場ということでプレッシャーを感じていましたが、皆さんが温かく話しかけてくれました」と先輩達への感謝を語るも、福士が話し始める度に他の登壇者たちは含み笑いを始め、「可愛いね」と口々にしていた。岡田は「福士くんは現場で座らずにずっと立っていて、将来は高倉健さんのような役者さんになるでしょう」と後輩の現場での姿を語った。田中は「撮影が早く終わると男性キャストでフットサルをしていました。珍プレー、好プレーがあると、岡田君と僕は長友と香川のような気分でいました」と、撮影の合間に図書隊の絆を深めていたことを明かした。

今回演じる役柄が鬼教官と新人隊員ということもあり、岡田は「距離感を大切にするために、現場ではあまり話さなかったのですが、前日食べた食事の報告を毎日受けていました」と語ると、榮倉は「一緒にいるのに何も喋らないのは変だなと思い、なぜか食事の報告をしていました。自然と教官と部下という関係になっていました」と役に入りきった2人の関係を明かした。

そんな撮影現場でのツンデレ、胸キュンエピソードを聞かれた榮倉は「タスクフォースの皆さんが揃うと本当にかっこよくて、勝手に守られている気分になっていました」と贅沢なひとときの気持ちを語った。石坂は「この年でツンデレなんて感じないけど、劇中で僕を守るために戦ってくれた岡田君の姿にデレを、無茶な事をやらせる監督にツンを感じました。車椅子に乗っているシーンで榮倉さんから押してもらえたことにはデレッとしたな」と照れながら明かした。


また、劇中の榮倉が助けてもらった図書隊から頭を撫でられるというシーンにちなみ、岡田、田中、福士の3人が後ろから榮倉の頭を撫で、一番良かった王子様の撫でを選ぶという演出が行なわれた。榮倉には内緒で1番目に佐藤監督が頭を撫でたが「1番目の人はすごく不慣れな感じがする」と発言。榮倉が選んだ王子様は見事1番目だったが、監督だと明かされ「監督!?」と驚いた様子を見せ、笑いに包まれた会見となった。

公開情報 東宝配給「図書館戦争」は2013年4月27日(金)より全国公開
公式サイト:http://www.toshokan-sensou-movie.com/

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