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宮藤官九郎、もう時効?中学時代の妄想エピソードを披露「中学生円山」完成報告会見(2013.03.25)

宮藤官九郎監督が主演に草なぎ剛を迎えた妄想アクション映画「中学生円山」の完成報告会見が3月25日(月)に行われ、草なぎ剛、平岡拓真、遠藤賢司、坂井真紀、仲村トオル、宮藤官九郎監督が登壇。本作のテーマでもある“中学生”“妄想”“青春”にちなんだ中学時代の赤面エピソードを聞かれた宮藤監督は「当時、斉藤由貴さんの大ファンで、電気屋にあった等身大のパネルを持って帰って来てしまい、朝になって本物になったらいいなぁと。もう時効だと思うけど、親はどう思っていたのかな・・・。きっと謝りに行っていたんでしょうね」と爆笑エピソードを披露した。

宮藤監督のオリジナル脚本となる本作は、エッチな妄想で頭がいっぱいの中学2年生・円山克也が、毎日秘密の“自主トレ”に励む中で、同じ団地に越してきた謎のシングルファーザー下井と出会い、成長していく物語。

宮藤監督が脚本を手掛けた大家族ドラマ「11人もいる!」で次男の四郎役を演じ、今回が2度目のタッグとなる平岡拓真は「エッチでくだらない妄想で一杯の思春期の中学生が、本当の正義は何なのか、自分なりに考えて、成長していく映画。自分の役名がタイトルになっていて嬉しいですが、裸のシーンを見て、自分は何をやってるんだろうと思いました」と複雑な表情で挨拶。

克也の母親・ミズキを演じた坂井真紀は「本当にバカバカしくて、それが愛おしい映画ができました。(ヤン・イクチュン演じる)大好きな韓流スターに翻弄される役でしたが、私自身もヤン監督の『息もできない』が大好きで、いつか一緒に共演できないかなぁと妄想していました」と明かし、エロい動画と食後のフルーツだけを楽しみにしている父親・克之を演じた仲村トオルは「小さな夢を持つと、すぐに手が届いて幸せだな、ということを発見した役でした。台本が本当に面白かったんですが、克也の妄想の中のキャプテンフルーツの衣装が実際に凄いものだったら、この役は諦めないといけないなと思っていました」と語るも、坂井からは「カッコ良かったです」と太鼓判を押されていた。

宮藤監督は「試写を観てもらった皆さんから『面白かった』と言われるのですが、必ずその後に『よくやらせてもらえたね』と言われます。よくやらせて下さいました。ありがとうございます」と感謝し、「僕も中学2年生くらいから性的なものに興味を持ち始めて・・・」と克也の秘密の“自主トレ”の真相に関わる“際どい”話を始め、「映画を観てくれた人たちから、僕も中学生の時に試しましたとか言われて、なんだみんなやっていたことなのかと思ったんですよね」と明かし、場内は微妙なムードに。

気を取り直して、謎のシングルファーザーという役どころを演じた草なぎ剛は「宮藤監督とは『おいしい関係』で一緒にお芝居させていただいて、SMAPとしては『BANG!BANG!バカンス!』の作詞をお願いして、コンサートでも一番盛り上がる歌なので、そういうひっかかりがずっとあったんですが、今回はしっかりとお仕事ができて、新しい一面をひっぱり出していただけたと感謝しています。監督とは凄く琴線にふれるところや、熱くなるところが似ていて、この役も難しいなとは思ったんですが、現場ではすんなりと入れました」と明かした。また、体当たりで役に挑んだ平岡について「拓真君はこの年で、前張り一つで女の子の前に出なければならなかったわけですが、僕なら恥ずかしくて出来なかったと思う。宮藤監督とも信頼関係が築けているから出来たんだと思います」と賞賛。すると平岡は恥ずかしそうに「がんばりました」と応え、すかさず宮藤監督は「『中学生円山』が平岡君のプロフィールに一生残るように、チェックし続けますからね」とプレッシャーを与えていた。

公開情報 東映配給「中学生円山」は2013年5月18日(土)から全国公開
公式サイト:http://maruyama-movie.jp/

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