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東出昌大、早乙女太一ら新キャスト迎えた「クローズEXPLODE」製作発表(2013.04.04)

累計発行部数4500万部を超える不良漫画の金字塔「クローズ」を映画化したヒットシリーズ「クローズZERO」(07年)、「クローズZEROII」(09年)を引き継ぐ新シリーズ「クローズEXPLODE」が始動。その製作発表イベントが『THE“COMING OF AGE”PARTY』として4月4日(木)に開催され、三池崇史監督に代わり新たにメガホンを取った豊田利晃監督と、一新した次世代若手キャストの東出昌大、早乙女太一らが集結し、クランクアップしたばかりの熱気そのままメンチを切って登場した。

滝谷源治、芹沢多摩雄らが卒業し、新年度を迎えた鈴蘭高校では、空席になった“頂点”の座を狙って、新3年生達が次々と名乗りをあげていた。そんな中、2人の男の登場により、鈴蘭高校の勢力図は大きく変わる。「自由気ままに生きたいだけ」と頂点争いに興味を示さない3年の転入生・鏑木旋風男と、本能のまま好戦的に暴れる新1年生・加賀美遼平。なんの接点も無い対照的な2人が、やがて鈴蘭史上最大の抗争の中心人物になっていく。

山本又一朗プロデューサーは新たなキャストを迎えたことについて「最初から6本作ろうと話していたんですが、どっかで何かを成し遂げたヤツらで、改めて始めようということになりました。1作目、2作目と順調にファンに支えられ、本作では起爆剤のような、エクスプロードしようという気持ちで挑んでいます。ここにいるカラスたちに出会えたことが作るきっかけになり、4作目もこのメンバーで作りたい。生き様が強く、気合が入ったヤツばかり」とキャスト陣を絶賛し、前作、前々作で小栗旬らスターを輩出してきたことについても「大きく羽ばたいてくれて、良い活躍をしてくれている。ここにいるキャストも十二分に頑張っているけれども、この作品を踏み台にして、1段階ギアアップしてくれればいい。今後の活躍も期待している」とエールを送った。

豊田監督も「普通のイケメンじゃなく、背景があって、一緒に仕事したいと思えるヤツら。撮影ではやりたいように弾けてもらい、それを僕がつかまえるようなスタンスだった。昨日、アップしたばかりで気が抜けた状態だが、IとIIが牛丼なら、今回はスキヤキという気持ち」と独特の表現で作品をアピールした。

登校初日に実力者を一撃で倒して注目を集める新シリーズの主役・鏑木役の東出昌大は「『えっ!オレ?』というのが最初の気持ちでしたが、監督とお会いして『やりたい!やるしかない!』と思いました。プレッシャーが無かったというとウソになりますが、前作を意識してどうこうできないほど経験が無いので、監督について行こうと撮影に挑みました」と語り、生まれながらの暴力エリート・加賀美役の早乙女太一は「映画では、長い期間でやらせていただくのは初めてで、すごく刺激もあって楽しかったです」と語った。

また、勝地涼は普段から交流がある小栗旬に原作漫画を借りに行った時のやりとりについて「『やるよー』『そうなんだー』くらいで。アクションについて質問したりとかはしましたが、『漫画の中にヒントがあるんじゃないかな』と言われて、なるほど~という感じでした」と明かした。三代目 J SOUL Brothersのパフォーマーであり、本作で映画デビューを飾る岩田剛典とELLYは「Iでは鈴蘭、IIでは鳳仙、今回は黒咲が新たに登場するので、ちゃんと黒咲のカラーを出せとプレッシャーをかけられたというのはウソですが、大変な撮影でした」(岩田)、「自分がこうしたいというものを、監督が100%で返してくださったので、ありのまま全力でぶつかっていこうと思いました。最高のメンバーで出来たことが最高です!」(ELLY)と熱くコメント。

ストリートダンスの世界大会で3年連続優勝を成し遂げ、こちらも映画デビューとなるKENZOは「現場に入る前の稽古から本気でみんなやってて、頭を怪我しちゃって8ハリもパックリといっちゃったんですが、真剣だったから痛くなかったんです。それくらい熱意のある現場で、(ダンスの)世界大会とかを超える緊張感で久しぶりに足が震える瞬間がいっぱいありました」と壮絶な現場だったことをうかがわせた。

また、永山絢斗は「数年間抱えてきた煮え切らない思いをぶちまけた」と語り、柳楽優弥は「台本のト書きに『強羅のオーラ』って書いてあって、オーラってどうやって出すんだろうと考えていました」と明かすと、監督から「出てたよ。赤いヤツが出てた!」と励まされていた。そして、「クローズZERO」「クローズZEROII」と唯一出演を続けているやべきょうすけは新キャスト陣に「選ばれた者たちとして作品に向かって欲しい。1分1秒迷いがあれば、作品にそれが残ってしまうので、悔いを残さないよう、思ったことは言いなよ!とみんなに話していました」と先輩らしく現場をまとめていたようだった。

公開情報 東宝配給「クローズEXPLODE」は2014年全国公開

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