仲良し親子!ウィル&ジェイデン・スミス「アフター・アース」来日記者会見(2013.05.02)
「幸せのちから」に続き、ウィル・スミスとジェイデン・スミスが親子共演を果たした「アフター・アース」の来日記者会見が5月2日(木)に行われ、「ベスト・キッド」で来日した3年前と変わらぬ仲の良さを見せた。この日は、ジェイデンと同年代の北区立桐ヶ丘中学校の生徒たち約40名も来場していたことから、ジェイデンは中学生たちのもとへ駆け寄って行き、握手で挨拶。ウィルもそんな息子を微笑ましく見守り、親子漫才のような笑いの絶えない会見となった。
「幸せのちから」では苦境のなか幼子を守るシングルファザーとけなげな息子を演じた2人が、7年の歳月を経て演じるのは、父と息子であると同時に偉大な軍人と士官学校の一訓練生という複雑な関係に葛藤する父子。西暦3072年、人類抹消のために進化した地球を舞台に、「シックス・センス」等のM・ナイト・シャマラン監督が、未知なる驚異の中で力を合わせて生還しなければならない親子の絆を描き出している。会見前には約16分にわたるフッテージも上映された。
ウィル自身が原案を執筆したということで、そのきっかけについて「プロデューサーを務めた『ベスト・キッド』でジェイデンはジャッキー・チェンと共演したんだけど、凄く楽しそうで、ジェラシーを感じた。オレが父親だぞ!ってね。だからまた親子共演できるような企画を考えなければと思って、1000年後の地球を舞台にした話はどうだろうと思いついた。ちょうどシャマラン監督の誕生日にその企画の話をしたら、すごく興味を示してくれてね。そこからどんどん話が膨らんでいったんだよ」と明かした。
7年ぶりの親子共演については「ジェイデンは14歳になったんだけど、以前より感情のコントロールが上手になった。前は難しい感情的なシーンから気持ちを元に戻すのに苦労していたけどね」とウィル。それに対しジェイデンは「小さい時は気付かなかったんだけど、お父さんの作品作りに対する姿勢や情熱を感じた。映画はずっと残っていくものだから、完璧なものを作ろうとする姿はすごいと思った」と尊敬の念を示した。
また、人類が住めなくなった地球を舞台にしているということについてウィルは「もし地球を破壊してしまったらどうなるのか?というパワフルなメッセージが感じ取れる作品。ジェイデンたちは正に環境問題の悪化に直面していく世代だから、そのことに関心を寄せなければということが伝わればいい」と語り、ジェイデンも「この作品を警鐘として、自分に何が出来るのか、真剣に取り組んでいくきっかけになればいい」とコメント。
来場した中学生からも英語での質問が飛び出し、まず自己紹介した少年に対して「いい名前だね!オレなんか“ウィル・スミス”だよ」と返し、大変だったシーンを聞かれ、「崖の上で父親と口論するシーンかな」とジェイデンが回答すると、ウィルは「一日中、怒りの感情を持ち続けて撮影しなければならなかったからね。撮影が終わって、親としてはこんな反抗的な息子をどうやって罰しようかと考えちゃうんだけど、その気持ちを自制するのが大変だったよ」と冗談めかして回答。
また、背景のポスターを見ながら「この表情いいよね。ジェイデンは何かに恐れ慄いている感じで。僕は強靭でベテランって感じだ」と自画自賛。そんな父に向かってジェイデンは「だって宇宙船にいて安全だったからでしょ。僕がサバイバルしながら、危険を切り抜けていくんだから、この表情で当たり前だよ」と鋭い返し。「でも共演できて面白かったよ。父さんは素晴らしい役者だからね」と称えると、「もっと言って!」と煽る父。それからは漫才のような掛け合いが連続し、「パパは強かった?お前にとってのヒーローだったかい?」と聞くと、「うーん。でも・・・」、「でも?」、「父さんは僕の姿を見ながら、導くだけの存在だったからなぁ」、「えっ!でもずっと支えてやっていたじゃない!」、「父さんはリモコンで僕を操っているような感じだったから。僕がシールドになって助かってたんでしょ!」といった具合。ポスターのポーズと表情を2人で真似てみたり、じゃれ合ったりと微笑ましい親子関係を見せ、最後は来場した中学生たちと共に写真撮影に応じた。
公開情報 | ソニー・ピクチャーズ配給「アフター・アース」は2013年6月21日(金)から全国公開 公式サイト:http://www.afterearth.jp/ |
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