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「フランス映画祭2013」オープニング作品はフランソワ・オゾン監督作「In the House」(2013.05.10)

6月21日(金)から24日(月)まで有楽町朝日ホールとTOHOシネマズ日劇(レイトショーのみ)で開催される「フランス映画祭2013」のラインナップ&来日ゲスト発表会見が5月10日(金)に開催された。今年のオープニング作品は、「8人の女たち」で2002年のベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞し、その後も「スイミング・プール」(03年)、「エンジェル」(07年)、「しあわせの雨傘」(10年)など多種多様な作品を発表し続けているフランソワ・オゾン監督最新作「In the House(英題)」に決定。そして、映画祭団長には、フランソワ・トリュフォーやジャン=リュック・ゴダールら巨匠監督たちに愛されてきた女優のナタリー・バイを迎え、彼女の出演作「わたしはロランス」も上映する。

今年のキャッチコピーは『有楽町で、フレンチシネマに恋する4日間』。会見に登壇したクリスチャン・マセ駐日フランス大使は「昨年は『アーティスト』『マリー・アントワネットに別れをつげて』『シェフ!三ツ星レストランの舞台裏へようこそ』『サラの鍵』など日本においても多くの方にフランス映画を観ていただき、中でも『最強のふたり』はヒットと共に大きな話題となりました。今年はもっと当たり年になるのではと思っており、21回目を迎えるフランス映画祭でも盛り沢山な作品をお届けします。昨年同様、大阪と福岡でも開催させていただけるということで、世界中から評価を得ているバラエティに富んだフランス映画をお楽しみください」と挨拶。

作品ラインナップは、冒頭で挙げた「In the House(英題)」、「わたしはロランス」の他に、8月に日本でも公開予定の50年代のフランスを舞台にした「Populaire(原題)」(レジス・ロワンサル監督、ロマン・デュリス、デボラ・フランソワ出演)、一昨年に亡くなった名匠ラウル・ルイス最後のプロジェクト「ウェリントン将軍~ナポレオンを倒した男~(仮題)」(バレリア・サルミエント監督、ジョン・マルコヴィッチ、マチュー・アマルリック出演)、ジャック・ドワイヨン監督が愛娘ルー・ドワイヨンを主演に迎えた「アナタの子供」、「スイミング・プール」のリュディヴィーヌ・サニエ主演のラブコメディ「恋のときめき乱気流」(アレクサンドル・カスタネッティ監督)、「アメリ」のオドレイ・トトゥがひとりの女性のダークサイドを熱演した「テレーズ・デスケルウ」(クロード・ミレール監督)などバラエティに富み、ユニフランス・フィルムズ東京支局のヴァレリ=アンヌ・クリステン支局長の話によるとラブコメディが今年は多く取り上げられているということだ。

また、アニメーション作品「森に生きる少年~カラスの日~」(ジャン=クリストフ・デッサン監督、ジャン・レノ声の出演)や、クラシック作品としてデジタル修復完全版で上映するジャック・ドゥミ監督、アヌーク・エーメ主演作「ローラ」、短編作品集としてベテランの映画人や期待の若手監督の8作品を集めて上映する。

来日ゲストも豪華で、「In the House」からフランソワ・オゾン監督、本作でデビューを飾るエルンスト・ウンハウワーをはじめ、「Populaire」からレジス・ロワンサル監督、デボラ・フランソワ(「メモリーズ・コーナー」で西島秀俊、阿部寛と共演)、「アナタの子供」からジャック・ドワイヨン監督、ルー・ドワイヨン(ジェーン・バーキンとジャック・ドワイヨン監督の娘)など、この他多くの来日ゲストが予定されている。

開催情報 2013年6月21日(金)~24日(月)有楽町朝日ホール、TOHOシネマズ日劇(東京会場)で開催。
公式サイト:http://unifrance.jp/festival/2013/

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