子供から大人まで幅広く人気を博し、現在放送中のテレビでは高視聴率をマークし続ける2大ヒーローの活躍を描いた「劇場版 仮面ライダーウィザード イン マジックランド」「劇場版 獣電戦隊キョウリュウジャー ガブリンチョ・オブ・ミュージック」の製作発表会見が6月3日（月）、東京ドームシティアトラクションズのスーパー戦隊シリーズヒーローショーの準専用劇場であるシアターGロッソで行われた。54歳の史上最年長ライダーとしてゲスト出演する陣内孝則をはじめ、キャスト＆監督陣が登壇し、専用劇場を活かしたヒーローショーも披露された。

「獣電戦隊キョウリュウジャー」は、スーパー戦隊シリーズ第37作目にして初のミュージカルということで、主演の桐生ダイゴことキョウリュウレッド役の竜星涼は「今回は福井県の恐竜博物館にご協力いただき、そこで撮影も行って、スケールが大きくなりました。8曲も音楽が流れ、僕らも歌っております。迫力あるアクションと、パパイヤ鈴木先生が映画のために振付けて下さったダンスを、この劇場でエキストラ600人の皆さんと踊っているので、皆さんにも明るく、元気になってもらえたら嬉しい」と挨拶。

また、「仮面ライダーウィザード」では、科学より魔法が発展した「魔法使いの国」に迷いこんだウィザードが、最強の“金色の魔法使い”と激闘を繰り広げる。操真晴人こと仮面ライダーウィザード役の白石隼也は「今までは怪獣との戦いなどでしたが、今回は『魔法 対 魔法』の対決で、最強の魔法使いが出てきます。陣内さんが現場に来ると、その雰囲気に持っていかれてしまうので、長いことライダーをやっている僕としては、それに負けないよう、必死にもがいていました」と、ベテラン俳優の参加はインパクトが大きかったようだ。

そんな共演陣に強烈な印象を残した陣内孝則は「思い起こせば3年前、ピカチューと戦い、いずれ仮面ライダーとも戦いたいと思っていました。クレヨンしんちゃん、ドラえもんも戦う相手として、芸能活動に邁進していきたい」と冗談まじりの挨拶をし、「『オズの魔法使い』『ロード・オブ・ザ・リング』『ハリー・ポッター』にインスパイアされた面白みたくさんの作品になっているので楽しみにしてください」と語り、同じくゲスト出演した忍成修吾は「セットも豪華で、ディテールまで見てもらいたい。特撮は初めてでしたが、陣内さんが居てくださるだけで安心でした。僕は悪役が多いので、その辺は大丈夫でしたが、衣装もこんなで、芝居が大げさに成り過ぎていないかと心配しつつ、気持ち良く演じられました」と撮影を楽しんでいた様子。

また、陣内は撮影時のエピソードとして「スタジオを出たところ、別の番組の子役オーディションをやっていて、子供たちが『ウィザードリングだー！』とか言って寄って来たので、調子こいて『ライダーと戦ってきたんだぜ。大したことなかったけどな』なんて言ったら、プロデューサーから『子供の夢を壊さないで』と怒られました。その子役のお母さんの一人と昔、名古屋で飲んだことがあって、ビックリしたなー」と思いがけないオチをつけ、会場からは笑いが起こっていた。