ニュース

監督と熱い握手を交わした!!「ガッチャマン」完成披露記者会見(2013.07.16)

1972年に放送がスタートしたTVアニメ「科学忍者隊ガッチャマン」を実写映画化した「ガッチャマン」の完成披露記者会見が7月16日(火)に行われ、監督の佐藤東弥、出演の松坂桃李、綾野剛、剛力彩芽、濱田龍臣、鈴木亮平が登壇した。科学忍者隊のリーダー、大鷹の健を演じた松坂桃李は「見る人がグッとくる作品に仕上がっていると思います」と力強く挨拶した。

21世紀はじめ、謎の侵略者によりわずか17日間で地球の半分は壊滅状態に陥る。絶滅を回避するため、人類は“石”と呼ばれる不思議な結晶体に望みを託す。“石”の力を引き出せる適合者として集められた若者たちは、特殊な訓練を強制され“石”を操る忍者「ガッチャマン」として侵略者との過酷な戦いに身を投じていく。

原作のアニメをリアルタイムで見ていたという佐藤監督は「アニメは子どもが見るものと言われている時代に、大人が見ても良いものだと思わせてくれた初めての作品だったと思います。松坂くんに託したヒーロー像は、大げさな信条や信仰ではなく普通の人間がチャンスを与えられた時にヒーローになるというものでした。松坂くんはそれを上手く演じてくれました」と語ると、「監督の言葉にグッときました。自分達の中で作り上げていたガッチャマンの世界観が、完成された映像を見たときに間違ってなかったんだと思えました。全員がこの作品のために同じ方向を見ていたのだと感じ、見終わったあとに監督と黙って握手をしました」と力強く語った。紅一点の剛力は「女性の目線や、健に恋心を抱いている部分など、まずは人間が戦っているという事を丁寧に描いていきたいなと思っていました。感情が真っ直ぐに伝わる作品になったと感じています」と語った。

最年少の濱田龍臣は成長期真っ只中ということもあり、会場に用意されていた変身後のGスーツを眺めながら「撮影の時より身長が伸びていて、もう着られないなと思います」としみじみと話し、「この映画は仲間との友情、様々な人の感情、人間とは何かが描かれている作品なので、いろんな世代の人に見てもらいたいです」と映画への思いを語ると、他の出演者たちは「しっかりしてるね!」「素晴らしい!」と口々に賞賛し始め、「悪い大人に捕まらないようにね」と愛おしそうに濱田を眺めていた。

ワイヤーアクションが多い撮影に松坂は「アクションの経験はあったのですが、ワイヤーを使った撮影で今まで経験した事がない高さまで上がり、その中でのアクションは難しくもあり、新鮮で刺激的でした」とワイヤーアクションの苦労を吐露した。Gスーツ着用でのアクションに綾野は「トイレが大変で、熱いし締め付けられるしいろいろと大変だったんですが、この世界観の絶対的に大事な形なので衣裳さんの挑みを感じました」と語った。初めてのアクションに挑戦した剛力は「撮影の合間でも鈴木さんからパンチの指導をしてもらっていました」と話すと、「本当に楽しんでいたし、ボディバランスが素晴らしかった」と鈴木がべた褒めし、過酷なアクションでも楽しんでいる姿に「剛力彩芽、普通じゃなかった」と他の出演者からもツッコまれていた。

またCGやVFXを駆使した本作ではグリーンバックでの撮影が多かったということで、綾野は「ざっくりした説明でどういう背景なのか曖昧な中での撮影でした」と苦労を語るも、「出来上がった作品を観て、日本のVFX技術がここまで向上したんだという実感がありました。一つの挑戦として、今後の映像界の糧になればと思いました」と語った。Gスーツが緑色である鈴木は「5人で戦っているんですが、僕だけブルーバックで、別撮りで孤独を感じていました」と撮影での裏話を寂しそうに話すと、「気持ちは繋がってたよ」と松坂がフォローし、5人のチームワークの良さが伝わる会見となった。

公開情報 東宝配給「ガッチャマン」は2013年8月24日(土)より全国公開
公式サイト:http://www.gatchaman-movie.jp/

バックナンバー

ページのトップへ