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新生おしんの濱田ここねは上戸彩にお礼の“倍返し”!「おしん」完成披露会見(2013.09.24)

テレビ放送60年の歴史において62.9%の最高視聴率を誇り、日本中でブームを巻き起こした橋田壽賀子原作によるドラマ「おしん」。その中でも人気の高い少女時代に焦点を当てた映画「おしん」の完成披露会見が9月24日(火)に行われ、約2500人のオーディションから選ばれた新生おしん役の濱田ここねをはじめ、母親のふじ&父親の作造を演じた上戸彩、稲垣吾郎、ドラマ版にも出演した泉ピン子、小林綾子らが登壇。平成では最高視聴率となる42.2%を最終回で叩き出したドラマ『半沢直樹』を終えたばかりの上戸に注目が集まり、泉ピン子もファンだったということから、倍返しネタで大いに盛り上がった。

「おしんはここね!キャンペーン」を全国19都道府県で夏休みを返上して行ってきた濱田ここねは「是非、皆さんに観ていただきたいです。よろしくおねげえするっす」と、おしんに成り切って挨拶。ドラマ版では泉ピン子が演じたふじ役を務めた上戸彩は「プレッシャーはまだあります。でも、ピン子さんが演じたふじと、また違うふじで感動したと言って下さる方もいらして、他の作品で褒められるよりも何倍も嬉しいです」と笑顔。

珍しい短髪というルックスで厳しい父親役に挑んだ稲垣吾郎は「伊東四朗さんから吾郎さんへ引き継がせていただきました(笑)。いつもの前髪が無いことで、役に引っ張られて父親役に成り切ることができました」と語り、泉ピン子も「奉公人を沢山使えるなんて、夢のようで、ここねちゃんが本当に頑張ってくれました」と濱田を褒めつつ、「四朗さんから吾郎さんって面白いわね。あの頭、すごい似合ってましたよ」と語りかけ、稲垣も「上戸さんにもこっちの髪型の方がいいんじゃないと言われました」とやや困り顔。

奉公先から逃げ出し、吹雪の中倒れているおしんを助ける脱走兵を演じた満島真之介は「俊作という役だったんですが、ガッツさんから『しゅんすけ!』と言われ続け、スタッフも誰も止めることができずOK牧場ということに」とコメントすると、ガッツ石松は「OK牧場です」と特に名前を間違えていたことは気にしていない様子。

ドラマ版でおしんを演じ、今回は加賀屋の若奥様・みの役を演じた小林綾子は「30年経って、自分がやっていたおしんちゃんを演じるここねちゃんに会えたことが感動でした。ピン子さんとも実の親子役から義理の親子役をやらせていただいて、おしんの血が今も流れてるんだなと思いました」と感慨深げ。みのの長女・加代を演じた井頭愛海は「初めての映画での演技で緊張もありましたが、周りの共演者の方々やスタッフさんに助けられました。こういう舞台に立てたことも光栄です」と初々しく語り、泉は「この子はこれから出てきますよ!上戸の小さい頃に似ている!」と太鼓判を押した。

また、会見に出席できなかった原作者の橋田壽賀子からの「ここねさん、とっても寒い中、泥だらけになって、よくがんばりましたね。『おしん』の厳しい撮影に挑み、やり遂げられる子供は、もういないと思っていました。また、俳優の皆様も、大変な撮影、お疲れさまでした。皆様の熱演は、しっかり作品に映し出されていると思います」と出演者たちを労う手紙が読まれると、泉は「いつもと違ってギャグも無く真面目」とチャチャを入れつつも「ここねちゃんのこと褒めてましたね。よく頑張ったもんね。本当にドキュメンタリーみたいでしたから」と語ると、濱田も恥ずかしそうに「ありがとうございます。上戸さんも、よく頑張ったね。辛かったでしょ?と言って下さって、優しくしてもらった分“倍返し”でお礼ができたらと思います」と突然『半沢直樹』ネタでコメント。上戸も「急にセリフみたいに言葉がハッキリしてきたからどうしたかと思った!でもありがとう」と驚きの表情。

泉も「時を読んでますね」と感心し、「『おしん』も最初は視聴率が取れないと言われていたんですよ。でも『半沢』は40%は超すと思ってました。ただあそこまで(上司に)逆らっちゃうとね。先が気になっちゃうのよ!私の目が黒いうちに続編を作って欲しい!」と最後は何故か『半沢直樹』へのラブコールで会見が締めくくられた。

公開情報 東映配給「おしん」2013年10月12日(土)全国公開
公式サイト:http://pr.livedoor.com/movie/oshin/

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