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東京国際アニメフェアとアニメ コンテンツ エキスポが一つになった「AnimeJapan 2014」開催発表会見(2013.10.10)

日本のアニメ産業及び関連産業の発展と振興を目的とした新たな祭典「AnimeJapan 2014」の開催発表記者会見が10月9日(水)に行われ、実行委員長であり一般社団法人日本動画協会理事長の布川郁司氏をはじめ、実行委員会の各社代表が出席した。東京都の青少年健全育成条例改正を巡って分裂していた「東京国際アニメフェア(TAF)」と「アニメ コンテンツ エキスポ(ACE)」が一つのイベントとして開催されるということで、布川実行委員長は「こうしてアニメ業界の一大イベントを発表でき、身の引き締まる思いです」と挨拶した。

本イベントは、(株)アニプレックスや(株)KADOKAWAをはじめとする19社等によって新たに組成された「AnimeJapan実行委員会」が主催し、一般社団法人 日本動画協会とコミック11社会((株)集英社、(株)小学館、他)が後援を行う。開催日程は来年3月22日と23日の2日間に決定し、会場は東京ビッグサイトの東展示棟1から6ホール全てを使用することから、これまでのTAF、ACEそれぞれの倍の面積での開催となる予定。また、2日間で10万人以上の有料入場者数を目標としている。

布川実行委員長は「『AnimeJapan』は12回の歴史を重ね国内外に周知された『東京国際アニメフェア』と、昨年・今年の開催でファンに支持され大成功を収めた『アニメ コンテンツ エキスポ』をそれぞれ発展させた祭典です。2日間の開催の中で、ユーザー向け、ビジネス向けのイベントを併設し、国内外のファン、バイヤー、ビジネスユーザー全てに意味のある世界最大のアニメイベントを目指します。この名称は日本が誇るアニメ全てが集う“アニメの日本代表の祭典にしたい”という思いから名付けました。『アニメ』が日本のアニメーションを示す言葉として広まったように、本イベントを世界最大のアニメの祭典として世界中に広め、認知していただければと思います。日本のアニメ産業及びアニメ関連産業の発展と振興を目的とし、業界一丸となって進めていきますので、どうかご期待下さい」とコメント。

一度、イベントが分裂したことで、アニメ業界やアニメファンの間で混乱が生じたことは間違いないが、今回、一つの祭典として新たに開催されることについて、イベントプロデューサーの高橋祐馬氏は「各業界関係者及び来場するファン、バイヤー含め、ご納得いただける形で単一開催するということについて、ACE実行委員会とTAF事務局の管理をする日本動画協会とで話し合いを続けてきました。2014年についても単一の発展的開催を模索し、それを一番いい形で開催できるという結論に至りました」と語った。

また、これまでも分裂問題について自身のTwitter等で発言してきた(株)KADOKAWA代表取締役専務の井上伸一郎氏は「ここにいる19社と日本動画協会、コミック11社会が自主的に運営できるということを確認できたことが非常に大きい。根本的なしこりは溶けていませんが、実行委員長を布川さんにやっていただくことになり、実施できるということでご理解いただければ」とコメントした。

【AnimeJapan実行委員会】
(株)アニプレックス、(株)アニメイト、(株)KADOKAWA、キングレコード(株)、(株)サテライト、(株)サンライズ、ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントジャパン合同会社、(株)小学館集英社プロダクション、(株)手塚プロダクション、東映アニメーション(株)、(株)トムス・エンタテインメント、(株)日本アドシステムズ、日本アニメーション(株)、バンダイビジュアル(株)、(株)ぴえろ、(株)プロダクション・アイジー、(株)フロンティアワークス、(株)ポニーキャニオン、(株)マーベラスAQL、一般社団法人 日本動画協会。

開催情報 2014年3月22日(土)・23日(日)、東京ビッグサイト 東展示棟1~6ホール
公式サイト:http://anime-japan.jp/

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