北川景子「新しい感覚のホラーが作れた!」と自信「ルームメイト」完成披露会見(2013.10.31)
北川景子と深田恭子が初共演した「ルームメイト」の完成披露会見が10月30日(水)に行われた。友だちだと信じていた人が、一瞬で恐怖の対象に変わるサスペンスとスリルに満ちたエンターテインメント。恐怖と猜疑心にとらわれてしまう主人公・萩尾春海役の北川景子、春海のルームメイトとなる看護師・西村麗子役の深田恭子、事故で春海と出逢い、危険に巻き込まれる青年・工藤謙介役の高良健吾、そして古澤健監督が登壇した。北川は「新しい感覚のホラーが作れたのではないかと自信を持っています」と挨拶した。
春海は交通事故で入院した病院で看護師の麗子と出逢う。親近感を覚え意気投合した二人はルームシェアをすることになり、一緒に暮らしはじめる。麗子は春海に代わって事故を起こした加害者の工藤、保険会社との交渉も引き受ける。優しい麗子にすっかり心を許す春海だったが、ある日、麗子の奇妙な言動を目にし、戸惑いを覚え、やがてそれは恐怖心へと変わっていく。そんなさなか、春海は麗子の中にマリという別の人格が存在することを知るのだった。
ホラーということで撮影現場は殺伐とした雰囲気かと思いきや、北川は「明るく楽しい現場でした。恭子ちゃんは先輩だけど、同年代の友だちのようで、メイクさんや衣裳さんも含めて、ずっと女子でザ・ガールズ・トークをしていて学校みたいだった」と楽しそうに語り、深田も「クランクインの時から景子ちゃんが気さくに話しかけてくれて、こんなに楽しいならルームシェアもいいなと思うような現場でした。女子の結束力を景子ちゃんが高めてくれ、監督が『何、話しているの?』と聞きに来たりして、楽しかったです」と語り、初共演の2人は和気あいあいの様子。
古澤監督も「カメラが回っていない時は、お互い人間として尊敬しあって、仲よく現場を楽しんでいて、カメラが回りだすとバチバチ芝居をして演技合戦をする。カメラの前でベストを尽くす力強いアスリートのような印象でした。前半の仲良くルームシェアを始めるあたりも、普段2人が仲良くしていたから説得力があったと思う」と現場での北川と深田の仲の良さを語った。また、見所については「女優の変貌ぶり」と明かし、「皆さんの知っている北川さん、深田さんではなく、2人とも後半すごい変貌ぶりを見せるので芝居に驚かされた、それがきちんと見ている人に伝わって、お客さんを驚かせることができたらと思います。2人を少し離れたところから見守るのが高良くんで、最後のところで男の懐の深さみたいなものを見せてくれるのではないかと思う。3人のアンサンブルを楽しんでいただきたい」と語り、高良も「現場は楽しかった。この作品はずっと胸の中に引っかかっている作品」と感慨深げだった。
撮影中、お互いの素顔で恐ろしいと思った部分、意外に思ったところは?という質問に、北川は「恐ろしいと思ったことはないですね。綺麗で可愛くて外見も中身も完璧だから、逆にそれが恐ろしいかなと思うけど。恭子ちゃんはいつも安定して、現場でもいつも笑顔でいてくれて、みんな恭子ちゃんが来ると楽しそうになって、意外だなと思う部分もありませんでした」と笑顔で語った。一方、深田も「真っ直ぐなところかな。わからないところがあると監督に質問しに行く様子にみんな、一瞬戸惑う感じで。その真っ直ぐさが恐ろしい。意外なところは、サバサバしたイメージと違って、メールがすごく可愛い!」と明かした。2人の恐ろしいと思ったところは?と振られた高良は「無いです」と即答。「2人とも綺麗です。怖さは映画に映っているので、ぜひ劇場でご覧下さい」と締めくくった。
公開情報 | 東映配給「ルームメイト」は11月9日(土)全国公開 公式サイト:http://www.roommate2013.com/ |
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