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西島秀俊がトム・クルーズばりのアクション披露!?「ゲノムハザード ある天才科学者の5日間」会見(2014.01.20)

第15回サントリーミステリー大賞読者賞を受賞した司城志朗による傑作ミステリーを、「美しき野獣」で高く評価されたキム・ソンス監督が主演に西島秀俊を迎えて映画化した「ゲノムハザード ある天才科学者の5日間」の記者会見が1月20日(月)に行われ、“公開まであと5日!”ということで、120時間(5日間)をカウントダウンする時計も動き出し、西島は「ドキドキ、ワクワクするアクション、そしてサスペンス大作が出来ました。絶対に楽しんでもらえる作品だと思います!」と自信を覗かせた。

何者かに記憶を“上書き”された科学者が、警察を騙る男たちに追われながら、5日後すべての記憶が消えるその前に、真実に辿り着くことができるのかを描いたアクション・サスペンス。日韓合作ということで、原作では東京が舞台となっているが、映画では大胆に脚色してスケールアップさせ、韓国・ソウルにまで広がり、主人公を助ける女性記者として「誰にでも秘密がある」のキム・ヒョジンも参加。

日本では撮影許可が下りないようなカーチェイスシーンなど、数々のアクションも自ら演じた西島は「ガラスの屋根に登って、落っこちかけるシーンが怖かったんですが、下が墓地だったんですよ(苦笑)。危ないアクションも自分でやらなければ、観客の皆さんもドキドキしないんじゃないかと思って、出来る限りやりたいとお願いしました。本当に怖い感じが出ていて、結果的に凄いカットが撮れたので満足しています(笑)」と役者魂を見せた。また、挑戦してみたいアクションについては「列車の上に乗ってトンネルとかを除けながらのがしてみたいんですよね。誰か企画を持ってきて下されば、全力でやらせていただきます!」と明かした。

キム・ソンス監督は「この『ゲノムハザード』という作品で、皆さんにご挨拶できることを嬉しく思います」と流暢な日本語で挨拶。「元々ファンだった素晴らしい俳優さんたちに頼って仕事をすることが出来て、本当に楽しかったです。ガラスの屋根のシーンで、向こう側に凄い高いビルが見えて、次は『ミッション:インポッシブル』のトム・クルーズみたいに、あのビルに登って映画を撮ろうと西島さんと話していました。それが、今いる六本木ヒルズだったんですが、ご興味のある方は2人で映画を撮るのでご支援お願いします」と冗談めかした。

主人公の妻を装う女・美由紀を演じた真木よう子は「すごく入り組んだストーリーで、脚本を読んでも何が何だかという感じでした。日韓合作ということで、スタッフも韓国の方が多く、日本と違う現場に挑んでみたいと思いました。監督は役者の気持ちを大切にして下さるので、終盤の西島さんとのシーンもセットを組んで集中させて下さり、新しい発見もありました」と充実ぶりを覗わせた。

また、遺伝子治療学の最高権威である佐藤博士を演じた伊武雅刀は「(博士は)難しい言葉を使うので、普段よりセリフを覚える労力が必要でした。この映画の主人公は5日後に記憶が無くなりますが、僕の場合は日常的に記憶が無いので、専門用語も出て来なくなっちゃって、ご迷惑をおかけしました。もう限界なのかもしれませんね」と苦笑い。

「もし5日後に記憶が無くなるとしたら、残しておきたい記憶は?」と聞かれると、監督は「今、この瞬間です!」と日本語で答え、会場からは「おー!」っと歓声が。「絶対、用意してましたよね!」と西島は監督に突っ込みつつも「僕は俳優であるということを何とか覚えていたいな」と回答。真木は「家族のことだけは覚えておきたい」と明かし、伊武は「3歳から5歳くらいの何も知らない、無垢だった時の記憶をギュっと残しておきたい」と明かした。

最後に西島は「難しいことを考えずに、ジェットコースターのように楽しめる作品です。映画は観客の方に観ていただいて完成するので、是非たくさんの方に観ていただいて、皆さんで感想を話しあっていただけたら幸せ」とアピールした。

公開情報 アスミック・エース配給「ゲノムハザード ある天才科学者の5日間」は2014年1月24日(土)からTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国公開
公式サイト:http://genomehazard.asmik-ace.co.jp/

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