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白馬の王子様は子豚に夢中!中島健人主演「銀の匙 Silver Spoon」完成披露イベント(2014.01.29)

週刊少年サンデーで絶賛連載中の荒川弘による1300万部突破の人気コミックを映画化した「銀の匙 Silver Spoon」の完成披露イベントが1月29日(水)に行われ、主演の中島健人をはじめ、広瀬アリス、黒木華、上島竜兵、吹石一恵、竹内力、吉田恵輔監督が登壇した。王子様のごとく白馬に乗って登場した中島は「テンションが上がり過ぎて、車道に飛び出したいくらいでした。馬のカッコ良さや『銀の匙』の良さを皆さんに届けたい」と挨拶し、駆けつけたファンも大興奮の幕開けとなった。

北海道の農業高校を舞台に酪農と青春を描いた、まったく新しいタイプのエンターテインメント作品。朝4時起きの馬術部や敷地1周20キロマラソンなど、主人公・八軒勇吾の目線を通して、仲間との友情、恋の行方、夢と現実の狭間での葛藤、そして命と真摯に向き合う姿が描き出されている。

吉田監督は「女の子がいっぱいでテンション上がってます。多分、僕のファンもちょっとはいるんじゃないかと(笑)。我ながらすごい映画を作っちゃいました。エンターテイメントなんですけど、リアルな酪農の世界が描かれています。原作がものすごく人気があるので、ヘタすると2チャンネルで『あの監督、蹴飛ばして!』とか言われちゃうので。健人はキラキラしているので、そのキラキラを消して臨んでくれとお願いしました」と挨拶。

演じた八軒と同じく、酪農は未知の世界だったという中島は「動物たちの大切なケアを人間が行っているという酪農の仕組みが勉強になりました。何より子豚がかわいくて!でも、つかむと拒絶される感が凄くて、先生からは誰にでも同じだと言われて安心しました。豚丼もありがたくいただいています」と語ると、広瀬は「いっつもバスに乗ると、隣で豚丼を食べてるんですよ!」と鋭い突っ込み。

すると中島は「恋は盲目で、豚に恋してしまいました。帯広の豚はすごく美しくて、周りが見えなかった。でも今は皆さんのこと見えてますよ!」とファンにリップサービスし、会場は黄色い声に包まれた。さすがアイドルといったところだが、落馬も経験したそうで、「3ヶ月も練習してきたのをアピールしたくて、馬に飛び乗ったら、そのまま向こう側に落ちてしまって。八軒が僕に憑依した瞬間でした(笑)」と語ると、監督から「馬も何だこの人?みたいに見てたよね」と恥ずかしい場面を暴露された。

しかしそんな中島について黒木は「メガネだし、あんまりカッコいいと思っていなかったんですけど、『おっ!』と思う瞬間があって。エキストラの人たちに向かって、投げキッスをしていて、アイドルなんだと実感しました。映画の中の健人君は、八軒君に成りきっていて感心しました」と持ち上げた。

また、校長先生を演じた上島は司会者に向かって「こいつ臭いなぁと思ったら、そこに牛がいたんだね」と司会者の下で佇んでいた牛にビックリ。「僕は今月、53歳になって、ジョージ・クルーニーと同い年だから、みんなと世代が違うと思ったけど、馴染んじゃって、キャピキャピさせてもらってました!」と語るも、広瀬からは「1回も目を合わせてくれないんですよー!」とシャイな一面を明かされ、「でも吹石さんと食事とか行きましたよね」と慌てふためくも、吹石からも「一回だけですよね」と言われ、「そういうこと言っちゃダメですよ!(ドン!)」とお決まりの足踏みをし、それに応えて共演者たちも飛び上るナイスプレイを見せた。

最後に中島は「原作から沢山の人に愛されて、実写化につながりました。笑いあり、涙あり、酪農ありと、本当に今までにないような映画になっています。この映画を観れば、皆さんの心が温まると思いますし、食に対するありがたみとか、命をおいしくいただく大切さが詰まっているので、ぜひお楽しみください」とアピールした。

公開情報 東宝配給「銀の匙 Silver Spoon」は2014年3月7日(土)から全国公開
公式サイト:http://www.ginsaji-movie.com/

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