見所はスケールの大きさと阿部寛のおしり!?「テルマエ・ロマエII」完成報告会見(2014.02.26)
シリーズ累計900万部を突破するヤマザキマリの人気コミックを映画化し、大ヒットを記録した「テルマエ・ロマエ」の続編となる「テルマエ・ロマエII」の完成報告会見が2月26日(水)に行われた。前作で主人公の古代ローマ人・ルシウスを演じた阿部寛、現代の平たい顔族(=日本人)を演じた上戸彩、ルシウスを取り巻くローマ人役の市村正親、北村一輝、宍戸開といった顔の濃い面々、そして原作者のヤマザキマリが登壇した。阿部は「前作以上に面白いものを作りたいという思いで挑み、完成した作品を観てその願いが叶ったと思いました。多くの人を癒して楽しませる作品です」と挨拶した。
現代日本にタイムスリップしたことにより得た知識で斬新なテルマエ(浴場)を作り、一躍人気者になった古代ローマの浴場設計士ルシウスは、コロッセオにグラディエーターたちを癒すテルマエの設計を命じられ頭を悩ませていた。そんな時、再び現代日本へタイムスリップしたルシウスは、風呂専門雑誌のライターに転向していた平たい顔族(=日本人)の真実と再会を果たすが、やがてハドリアヌス帝と元老院による国を二分する対立に巻き込まれてしまう。
前作で古代ローマ人を演じ、第36回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した阿部は「古代ローマ人になりきるというのは前作でクリアしたので迷いなしに演じ、そこにコミカルな部分を増やして面白くしていこうと思いました。2だからと言って気合を入れすぎずに、前回と同じ雰囲気を崩さないように撮影に臨みました」と続編に対しての思いを語った。上戸は「内容も笑いもセットも全てがパワーアップしていて、期待を裏切らない作品に仕上がっています」と自信を持ってアピール。
北村も「前作の何倍もスケールが大きく、美術・セットの凄さに圧倒されて、ここでお芝居すると負けちゃうのではないかと思うぐらい素晴らしい環境で撮影できました。観光客のように写真をずっと撮っていましたね」とセットの迫力に太鼓判。ハドリアヌス皇帝を演じる市村は「撮影していくにつれてみんな顔も色も濃くなっていき、この中だと僕は薄まって皇帝としての知的さが出せたと思う」とローマ人を演じた他のキャストの顔を見つめながら語り、宍戸も「一言で言うと“濃い”作品です。観終わった後にお風呂行きたい、癒されたという感じになりました」と答えた。
本作ではグラディエーターが多く登場するということで阿部は「古代人の雰囲気や体を大きく見せるためにたくさん食べ、前作以上に体作りに時間をかけました」と語ると、市村は「阿部ちゃんの後ろ姿が素晴らしく、男でよくあそこまで腰が絞れるなあ。いいものを拝見させて頂きました」と阿部の体を賞賛。映画の見所を聞かれた上戸も「阿部さんのおしりです」ときっぱり答えると、北村も「おしりを上げるための運動をしていて、プリプリ動かしているのをよく見ていました」と撮影現場での阿部の姿を明かした。一方の北村は病気で痩せていかなければならない役であるため「阿部さんがたくさん食べているのを横目に、あまり食べないようにおとなしくしていました」と語り、阿部も「さすがプロだなと思いました」と讃えた。しかし上戸から「でも私と毎晩ご飯行ってくれましたよね」と暴露され、他のキャストから「俺達が誘っても来なかったのに」と攻められ「なんで俺を陥れようとするの」とたじたじの様子だ。
原作者のヤマザキから「ベン・ハー、グラディエーターに並ぶ3大古代ローマ映画の1つと言える壮大なスペクタクル映画となっています。観てる人もエネルギーを使うし、運動して温泉に入った後のような気分で映画館から出てきて欲しいです。世界で公開しても劣らない作品」とお墨付きを頂き、阿部は「前作が予想以上にたくさんの人たちに愛される作品となり、今回はそれを越える作品になったと自負しています。劇場に温泉に入るつもりで足を運んで頂きたいです」とアピールし締めくくった。
公開情報 | 東宝配給「テルマエ・ロマエII」は2014年4月26日(土)全国公開 公式サイト:http://thermae-romae.jp/ |
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