「オール・ユー・ニード・イズ・キル」特別映像とともに監督、プロデューサーが来日!(2014.03.13)
桜坂洋の同名小説を原案にトム・クルーズ主演で映画化された「オール・ユー・ニード・イズ・キル」の特別フッテージ映像と共にダグ・ライマン監督、プロデューサーのアーウィン・ストフが来日、3月13日にプレゼンテーションを行い、「世界各地を回っているが、日本で生まれたといっていい作品なので日本に来るのは特別」と挨拶した。
侵略者(エイリアン)から襲撃を受けている近未来の地球を舞台に、同じ一日を何度も繰り返すというタイムループの世界に囚われてしまったことに気付いた兵士の運命を描いたSFアクション大作。トム・クルーズと共に闘う女性兵士役でエミリー・ブラントが共演。
トム・クルーズの作品についてのコメント上映に続き、迫力ある24分間の特別フッテージ映像が上映された。
「原案の小説を読んで惹かれた。前線におけるラブストーリーが描け、独創性が高く、すべての人を繰り返し驚かせることができる映画を作るチャンスだと思った」とライマン監督は語り、ストフプロデューサーも「友人から贈られて読んだが、イマジネーションの豊かさに驚いた。一日が何度も繰り返されるが、その体験が同じ一日なのに変わっていく。ラブストーリーが成長していくのが素晴らしいと思った」と小説の魅力を語った。
ストフプロデューサーにとって、監督も主演もファースト・チョイスだったそうで「望んだことがすべて実現した。エミリーのキャスティングもダグとトムの家に行って話した時、彼女の名前があがった。理由は正直で知的、内面が強く、決意を持って行動するイメージというもので、エミリーは9ヶ月間トレーニングに耐え、決意を見せてくれた」とエミリーの起用にも満足。また、「僕もダグもアクション・ムービーを作る気はなかった。アクションの背後に何かテーマが隠れている、そういう映画になっていると思う」と語った。
ライマン監督は「トム・クルーズのキャスティングにもっと驚いて欲しい。最初から最後まで臆病な、今までにないキャラクターを演じることに挑戦しているのは素晴らしい」と語った。
劇中、兵士が着ている戦闘スーツは35kgから55kgの大変重いもので撮影も大変だったようだが、「CGでないことを見せるために本物のスーツを着て撮らないと観客を納得させられない。スーツを着て動けるようになるには1ヵ月のトレーニングが必要だった。座ってから立つにもクレーンやケーブルを使わなくてはならないし」とライアン監督が明かすと、ストフプロデューサーは「監督は物事を優しくさせるのでなく、凄くみせようとする。最初からちゃんと機能してみえるように作りたいと思っていたんだ」と監督のチャレンジへのこだわりを語った。
桜坂洋氏も登場し、自身の小説のハリウッド映画化について「“塩漬け”になっていると思っていたら、監督、キャストと決まってロンドンに見に行ったら本当に撮影していた。段々と現実味が逆に無くなっていき、今が一番フワフワした状態」と語った。
また、「撮影を見に行った時にスーツを着せてもらって、監督たちに挨拶に行くと、監督が『撮ってあげるよ』と言ってくれて撮影に参加した。移動するだけの演技でも30回もリテイクしてしまい、死ぬ気でやってやっとOKが出た」と撮影秘話(?)を明かし、最後に「想像を超えた作品。映画館で観るのが楽しみ」と締めくくった。
公開情報 | ワーナー・ブラザース配給「オール・ユー・ニード・イズ・キル」は2014年7月4日(金)から2D/3D&IMAX同時公開 公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/edgeoftomorrow/ |
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