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日本食・食文化の魅力発信プロジェクト!特別ショートフィルム「しゃぶしゃぶスピリット」完成披露会見(2015.03.25)

アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア」が農林水産省とタイアップし、日本食・食文化の魅力を国内外に発信することを目的とした特別ショートフィルム「しゃぶしゃぶスピリット」の完成披露会見が3月25日(水)に行われた。和食文化の魅力を、短い時間にエンタテインメント性が凝縮されたショートフィルムで表現することをコンセプトとしており、Yuki Saito監督は「一つの鍋をみんなでつつき、肉もレア、ミディアム、タレもポン酢や胡麻だれと、いろんな展開が描ける“しゃぶしゃぶ”は面白い素材だと思いました」と明かした。

食と共に「作法」という文化も広く発信するべく製作された本作は、結婚の挨拶にやってきた娘の恋人が、夫として相応しい男かどうか、“しゃぶしゃぶ”の食べ方を通して父親が値踏みするコメディタッチの作品。なお、「しゃぶしゃぶスピリット」は、5作のショートフィルムをセレクトした「和食プログラム」と共に3月25日からWEBで配信され、5月1日からイタリアのミラノで開催される「2015年ミラノ国際博覧会」でも上映が予定されている。

まず、「和食プログラム」の選定者であり、美食アドバイザー/フードスタイリストとしても活躍する吉田真希子さんが5作品を映像と共に紹介し、「2013年に和食は無形文化遺産に登録されましたが、春には冬に溜まった毒素を排出する苦味のある野菜や、夏には体を冷やすトマトやキュウリなど、四季の移り変わりに沿った食材が選ばれる和食の素晴らしさを多くの方に伝えていきたいです」とコメント。

平田満が食にうるさい父親をコミカルに演じる約10分間のショートフィルム「しゃぶしゃぶスピリット」も上映され、出演者の渡辺大、森田彩華、竹内晶子も登壇。“しゃぶしゃぶ”の食べ方は完璧ながら、ある秘密を持った青年を演じた渡辺は「去年30歳になったんですが、まともにしゃぶしゃぶも食べれなくてどうなの?と言われたようで、ドキっとしました。よくできた台本で、そのまま演じているだけで自然にボタンの掛け違いが見えてくる台本でした」と語った。

また、Saito監督はミラノ万博でも上映されることについて、「映画は長くても、短くても、人に観てもらって成立すると思っています。和食の文化・魅力を世界に向けて発信することを目的としているので、ミラノでもどんなシーンで笑ってくれるか、どういったことに興味を示してくれるか、気になるところです」と明かした。

さらに、スペシャルゲストとして、イタリア料理研究家のベリッシモ・フランチェスコが登場。「イタリアも日本と同じように四季の変化があるのが共通点。日本の発酵食材である味噌や醤油はイタリア料理にも合って、隠し味としてトマトソースに味噌を入れると美味しいんですよ!」と日本食の魅力をアピールした。

続いて、「しゃぶしゃぶスピリット」の父親と同じように娘を持つアニマル浜口も登場し、「いやー、参りましたよ。このお父さん、僕にそっくり!笑いっぱなしで、オチが最高に面白い。作法も勉強になります」とコメント。「もし娘の京子さんが、ベリッシモさんを家に連れてきたら?」と質問されると、「いい男だからモテモテで安心できないわー。でも料理できるからいいかな。僕にも沢山作って!」と懇願。そして恒例の「気合だ!」10連発を披露し、「和食だ!ショートフィルムだ!ミラノ博だ!」と会場を盛り上げた。

公開情報 「しゃぶしゃぶスピリット」は2015年3月25日(水)からWEB配信
公式サイト:http://www.shortshorts.org/shabu-shabu-spirit/

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