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冷たいおしるこに14人の息子たちもニッコリ!鈴木京香主演「おかあさんの木」完成披露会見(2015.05.28)

戦後70年企画として東映が送る「おかあさんの木」の完成披露会見が5月28日(木)に行われ、強く優しい7人の子の母・田村ミツを演じた鈴木京香、磯村一路監督、そして次男の二郎役の三浦貴大をはじめ、青年期と幼少期の息子たちを演じた14人も勢揃いした。この日は、鈴木が劇中の“古き良きお母さん”さながらに割烹着を着て子供たちにおしるこを振る舞い、「みんな坊主だったのに髪が伸びてて、小さい息子たちも大きくなったような気がします」と目を細め、久々の再会を喜んだ。

昭和52年から約30年に及び小学校5年生の教科書に掲載されてきた大川悦生の児童文学を映画化。戦時中、貧しいながらも懸命に育てあげた7人の子供たちを次々と兵隊にとられ、その度に子供の数だけ桐の木を植え、無事に生きて帰るのを待つ母親の姿を通し、いつの時代も変わらない人々の繋がりや“母と子の情愛”を描いている。ミツの亡き夫の同僚で、田村家を見守り続ける昌平に田辺誠一、その娘・サユリに志田未来、現代パートのサユリ役に奈良岡朋子らが扮している。

劇中でも正月に家族でおしるこを食べるシーンがあることから、鈴木は「貴重な短い幸せを、思い切り楽しみながら演じさせていただきました」と撮影を振り返り、「白玉は1人3個ずつね」と優しく語りながら配り、息子たちも「おいしいです!」と口を揃えた。“おしるこセレモニー”を終え、三浦は「大人になった二郎を演じたので、子供の頃の子たちと会うことがなかったんですが、家族が揃うとこんな感じだったんだろうなと思いました。悲しいお話でもあるので、今日は嬉しかったです」と明かした。

最年少の六郎を演じた加藤瑛斗君は撮影当時3歳だったということで、時に泣きながら、お兄さんたちに支えられながら演じていたといい、やんちゃ盛りの男の子たちを見て鈴木は「私も兄がいたので、子供の頃はすごくやんちゃだったんです。庭に落とし穴を掘って、父を落としてみようとか、近所の大きな木に登ってみたりとか、男の子みたいでした。落とし穴は子供の仕事なので、すぐにバレちゃいましたけどね(笑)」と意外な素顔を明かした。

また、三浦は「戦争映画の意味」について考えていた時にオファーをもらったと明かし、「戦争を格好よく描いたり、英雄として描いたりするのはどうなんだろう?と思っていた時にこの話を貰い、戦争の悲惨さや悲しさが描かれていると感じました。戦争に行った人だけでなく、残された人の悲しさを描いた作品はあまりないと思ったし、悲しみをきちんと皆さんに届けられる作品だと思いました」と明かした。

原作の読み聞かせを全国5ヶ所で行ってきたことについて鈴木は、「大勢の方にこの話を知って欲しいと思い、一生懸命読みました。子供たちが真剣に集中して聞いてくれて、体育座りをしながら見上げる目がキラキラしていたことに感激しました」と振り返り、磯村監督は「この映画は零戦も戦艦大和も出てきませんが、まぎれもなく戦争映画です。幅広い世代の方に観て欲しいと思っています」と語った。

公開情報 東映配給「おかあさんの木」は2015年6月6日(土)から全国公開
公式サイト:http://mothers-trees.com/

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