世界に向けて、日本コンテンツの魅力を発信「コ・フェスタ2015プロジェクト概要説明会」発表記者会見(2015.09.10)
特定非営利活動法人映像産業振興機構(略称:VIPO)が開催する、経済産業省受託事業「コ・フェスタ2015」の活動内容発表記者会見が9月10日(木)に行われ、経済産業省 商務情報政策局文化情報関連産業課(メディア・コンテンツ課) 課長補佐中本緑吾氏、VIPO統括部長兼第2第3事業部部長森下美香氏、VIPO第2事業部チーフプロデューサー長澤裕子氏、13名の留学生アンバサダーが登壇した。
中本氏は「『コ・フェスタ』は、日本のコンテンツを中心とした日本の魅力を効果的に海外に展開していくという取組みとして開催し、今年で9回目となります。コンテンツ業界をはじめ、コンテンツと親和性の高い産業に関わる各種イベントと連携し、業界横断的なネットワークを形成、効果的な発信をおこなってきています。また、ポータルサイト、JAPACONを通して効果的なプロモーションをおこなっている他、日本のコンテンツファンの留学生をアンバサダーに認定し、情報発信、広報活動などをおこなっています。本年度はこのような取組みをより推進させ、例年以上に効果的な情報発信に務めて参りたいと思います」と挨拶した。
コ・フェスタ アンバサダーの活動については長澤チーフプロデューサーから「より多くの海外ユーザーに認知してもらうべく、日本のコンテンツファンである世界33の国と地域の留学生約160名が集まり活動します」と説明された。声を活用したマーケティング、SNSなどで日本コンテンツの魅力を伝えるプロモーションを通じ、海外発信力を強化。拡散力を持つ多くのインフルエンサーも参加しているという。2014年度はオフィシャル・イベント・ツアー参加、イベント支援・フィードバック、外国人消費者調査(国別留学生プレゼン大会、イベント事務局へのニュースレター配信、関連企業向け調査レポート)、海外でのPR活動を行った。
なお、この日は、イタリア、インドネシア、オーストラリア、コロンビア、タイ、台湾、中国、ベトナム、マレーシア、メキシコ、ルーマニアの留学生13名のアンバサダーが登場、流暢な日本語で自己紹介し、アンバサダーを代表してベトナムチームの早稲田大学に通うホア・ティカイン・タさんとヌー・グィーン・チャンさんの2人が「ベトナムで日本の番組『世界の果てまでイッテQ』を流行らせるためにはどうするか?」をプレゼンテーションした。
日本の番組はベトナムでは放送も少ないが人気も余りなく、ドラマは「吹替がなじまない」、「イケメンが少ない」という意見が多いそうで、バラエティなら「笑いのツボが同じ」「学びがある」「海外に行くことが多い」とヒットさせられるのでは?と考えたとのこと。字幕と吹替を併用する、ベトナム国内でのスタジオ収録を挟み込む、YouTubeを活用してプロモーションするなど、色々なアイデアが詰めこまれていた。また、森下統括部長の説明による、今年から新しく創設されたコアイベント、オフィシャルイベントの概要は次のとおり。
【コアイベント】
(1)「東京ゲームショウ2015」(9月17日〜20日) 会場:幕張メッセ。
(2)「Japan Content Showcase 」*第12回東京国際ミュージックマーケット*TIFFCOM2015 Marketplace for Film&TV in Asia* 東京国際アニメ祭2015秋(10月20日〜22日)会場:ホテル グランパシフィックLE DAIBAほか。
(3)「第28回東京国際映画祭」(10月22日〜31日)会場:六本木ヒルズ、TOHOシネマズ新宿ほか。
(4)「AnimeJapan2016」(2016年3月25日〜27日)会場:東京ビッグサイト。
【オフィシャルイベント】
(1)「KYOTO CMEX 2015」(7月11日〜12月5日)会場:みやこめっせ、京都国際マンガミュージアムほか。
(2)「CEATEC JAPAN 2015」(10月7日〜10日)会場:幕張メッセ。
(3)「メルセデス・ベンツ・ファッション・ウィーク東京」(10月12日〜18日)会場:渋谷ヒカリエ、メルセデス・ベンツ・コネクション。
(4)「第42回『日本賞』教育コンテンツ国際コンクール(10月15日〜22日)会場:NHK放送センター。
(5)「国際ドラマフェスティバルinTOKYO2015」(10月21日〜22日)会場:東京プリンスホテル。
(6)「デジタルコンテンツEXPO2015」(10月22日〜25日)会場:日本科学未来館。
(7)「マンガフェスティバルinタイランド」(11月6日〜8日)会場:バンコク。
(8)「Inter BEE 2015」(11月18日〜20日)会場:幕張メッセ。
公開情報 | 公式サイト:http://www.cofesta.jp/pc/ |
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