「海街diary」が最多11部門12受賞!「第39回日本アカデミー賞」優秀賞発表(2016.01.18)
「第39回日本アカデミー賞」正賞15部門の各優秀賞の他、新人俳優賞、会長特別賞などが1月18日(月)に発表された。作品賞には「海街diary」(11部門12受賞)、「母と暮せば」(11部門受賞)、「日本のいちばん長い日」(11部門受賞)、「海難1890」(10部門受賞)、「百円の恋」(5部門受賞)が決定。授賞式は3月4日(金)に開催され、司会は日本アカデミー賞協会副会長であり俳優の西田敏行が、昨年「紙の月」で最優秀主演女優賞を受賞し、今回で12年振り2度目の司会となる宮沢りえと共に務める。
はじめに、日本アカデミー賞協会の岡田裕介会長は「今年で39回目ということで、サンキューという感じで、深く感謝しております。これまで対象作品の期間がまちまちだったので、今年からは12月16日から翌年の12月15日までに封切られた作品を対象とすることに決めました」と挨拶。従って今回選考対象となった作品は、2014年12月16日から2015年12月15日までに東京地区の劇場で2週間以上継続して上映された40分以上の有料映画となっている。
今年で3年連続の司会となる西田敏行は「去年も楽しく務めさせていただきましたが、今年も大変素敵なお相手を選んでいただき嬉しく思っています。楽しい司会進行を務めたいと思います」と挨拶し、「たそがれ清兵衛」以来の司会となる宮沢りえは「最優秀という素晴らしい賞をいただくと、司会という大役がもれなく付いて来るということで、背筋が伸びる思いです。西田さんがパートナーということで、安心して楽しみたいと思います」と笑顔で挨拶。
また、昨年を振り返り、「舞台に出ていて、受賞の瞬間には立ち会えなくて残念でしたが、舞台袖で受賞の報告を受けて、飛び上がるほど嬉しかったです。後で授賞式の映像を見たら、いつもとてもクールな(吉田)大八監督が、ガッツポーズをしていて、撮影でも見たことがないような姿だったので、アカデミー賞の価値や意義を感じました。そんな瞬間に立ち会うことができて、嬉しく思います」とコメントした。
なお、授賞式の模様は日本テレビ系列29局で3月4日21時から放送され、ラジオではニッポン放送で同日22時から全国放送される。また、今回の優秀賞受賞作品を中心とした上映会が、2月20日から26日まで品川プリンスシネマで開催され、新人俳優賞受賞作品の上映会も2月27日から3月4日まで渋谷シネパレスで開催される。
【作品賞】「海街diary」、「海難1890」、「日本のいちばん長い日」、「母と暮せば」、「百円の恋」
【アニメーション作品賞】「心が叫びたがってるんだ。」、「百日紅−Miss HOKUSAI−」、「ドラゴンボールZ 復活の『F』」、「バケモノの子」、「ラブライブ!The School Idol Movie」
【監督賞】大根仁「バクマン。」、是枝裕和「海街diary」、武正晴「百円の恋」、田中光敏「海難1890」、原田眞人「日本のいちばん長い日」
【主演男優賞】内野聖陽「海難1890」、大泉洋「駆込み女と駆出し男」、佐藤浩市「起終点駅 ターミナル」、二宮和也「母と暮せば」、役所広司「日本のいちばん長い日」
【主演女優賞】綾瀬はるか「海街diary」、有村架純「映画 ビリギャル」、安藤サクラ「百円の恋」、樹木希林「あん」、吉永小百合「母と暮せば」
【助演男優賞】浅野忠信「母と暮せば」、新井浩文「百円の恋」、伊藤淳史「映画 ビリギャル」、染谷将太「バクマン。」、本木雅弘「天空の蜂」、本木雅弘「日本のいちばん長い日」
【助演女優賞】夏帆「海街diary」、黒木華「母と暮せば」、長澤まさみ「海街diary」、満島ひかり「駆込み女と駆出し男」、吉田羊「映画 ビリギャル」
【外国映画作品賞】「アメリカン・スナイパー」、「キングスマン」、「セッション」、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」、「007 スペクター」
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