原作も3月に連載終了!二宮和也の先輩エピソードに山田涼介は・・・「映画 暗殺教室〜卒業編〜」製作報告会見(2016.02.22)
累計発行部数2000万部超を誇る人気漫画を基に昨年3月に実写版として公開された「映画 暗殺教室」は2015年上半期の邦画実写動員第1位を記録。その続編となる「映画 暗殺教室〜卒業編〜」の製作報告会見が2月22日(月)に行われ、主演の山田涼介をはじめ、二宮和也、菅田将暉、山本舞香、桐谷美玲、知英、成宮寛貴、椎名桔平、原作の松井優征、羽住英一郎監督が登壇。この日、発売の「週刊少年ジャンプ」で3月に連載が終了することも発表され、原作の松井氏は「始まった当初からエンディングは決めていたので、原作の終わりに合わせて映画も終わるのはどうか?と提案させていただいた。満足のいく脚本に仕上がっています」と自信をのぞかせた。
1年後の地球破壊を宣言した謎のタコ型超生物、通称“殺せんせー”の驚愕の悲しき過去を知った3年E組の生徒たちは最終学期を迎え、「暗殺」か「救済」か選択を迫られる。国家規模で動き出す“殺せんせー暗殺最終作戦”のタイムリミットが迫る中、渚たち生徒は無事に卒業を迎えることが出来るのかが描き出される。
羽住監督は「松井先生とストーリーの最後の狙いを共有させてもらいました。原作が終わっていないので、ファンがどういう気持ちで読み終わるかが見えてこないことが不安でもあり、2時間にまとめなければいけないので、松井先生が提示したチェックポイントを必ず通過するよう、納得いくまで話し合いました」と原作と映画が同時に終了することをかなり意識した様子。
主人公・潮田渚を演じた山田は「前作ではクラスでも目立たない子だったので、弱々しい部分を出していたのですが、今回は月日が経って、成長し、男らしい渚が見られるよう心がけました。将暉演じる業(カルマ)とのアクションは、魂を込めたので、いいシーンになっています」と自負。菅田も「TVで見るような巨大な扇風機が用意されていて、強い風と砂埃で目も開けられなかったんですが、画で観ると凄いカッコよく僕らが舞っていました」と明かした。
また、23歳ながら中学生の役を演じたことについて山田は「まだまだ捨てたもんじゃないと(笑)。学生の役なら30歳くらいまでできるんじゃないかな」と語り、ジャニーズの先輩である二宮は33歳であるものの「俺、こないだ中学生やったよ」と余裕の表情。“殺せんせー”の声と本作では最強の殺し屋・死神役を演じたことについては「“殺せんせー”の過去の話の一端を担うことができて光栄でした」とコメントした。
また、太っ腹先輩エピソードを司会者から振られた二宮は「やめましょう。いやらしくなっちゃう」と照れつつも、「山田君、言いなさい」と命令。山田は「群馬の山奥で1ヶ月くらい撮影をしていて、唯一、焼肉屋さんがあるくらいだったんですが、二宮君が奢ってくれると言って下さって。撮影に参加していなかったのに、スタッフさんも交えて生徒の皆で食べておいでと言ってくれたんです」と二宮としては前代未聞の出来事だと話題になったそう。「(嵐の)櫻井君に話したら、『ウソだろ!』と驚いていました」と付け足した。
元E組担任の雪村先生役として初登場した桐谷は原作でもかなりユニークなTシャツを着ているキャラクターとあって「ピラミッドパワーって書いてあったり、胃の形が描いてあるところに腹八分目とか書かれてあったり、なかなか着ることのないTシャツでテンションが上がりました」と語り、原作の松野氏は「桐谷さんが着ると、最先端ファッションに見えました」と絶賛。
“殺せんせー”誕生の鍵を握る柳沢教授役を演じた成宮は「二宮君演じる死神に執着して、人間らしくなくなっていく柳沢ワールドを楽しんでもらえたら。癒し部門の二宮君をモルモットのようにいじめていきます」と明かした。最後に山田は「誰もが卒業を経験するものですが、3年E組の生徒たちが、経験できないような卒業を迎えます。クラス分裂の危機があったり、“殺せんせー”の知られざる過去も分かり、ハラハラドキドキの物語を楽しみにしていてください」と締めくくった。
公開情報 | 東宝配給「映画 暗殺教室〜卒業編〜」は2016年3月25日(土)から全国公開 公式サイト:http://www.ansatsu-movie.com/index.html |
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