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庵野秀明総監督の謝罪からスタート!?「シン・ゴジラ」完成報告会見(2016.07.19)

1作目の「ゴジラ」公開から約60年、現在までに国内で計28作品が製作され、1億人に迫る観客動員数を記録する日本を代表するシリーズ最新作「シン・ゴジラ」の完成報告会見が7月19日(火)に行われ、庵野秀明総監督、山内章弘エグゼクティブプロデューサー、長谷川博己、竹野内豊、石原さとみが登壇。庵野総監督は開口一番、「エヴァンゲリヲンのファンの皆様には本当に、本当にお待たせしていて申し訳ない」と謝罪。「その分、こっちを頑張っていましたので、お許し下さいとは言いませんが、少しでもゴジラファン、特撮ファン、日本映画ファンの皆さんにご満足いただけるものになったと思っています」と挨拶した。

「ゴジラ FINAL WARS」以来12年ぶりに東宝が製作したオリジナル作品として、史上最大となる体長118.5メートルのゴジラがフルCGで描かれ、「現代日本に初めてゴジラが現れた時、日本人はどう立ち向かうのか?」というテーマのもと、リアリティを限界まで追求したドキュメンタリーのような作品に仕上がっている。会見に登壇したキャスト3名の他、計328人にも及ぶ豪華俳優陣が集結し、庵野総監督(脚本・編集も担当)と共に、樋口真嗣 監督・特技監督、尾上克郎 准監督・特技統括が、“まだ誰も観たことのないゴジラ”を作り上げた。

山内エグゼクティブプロデューサーは「東宝としても大切なキャラクターであり、世界中の映画ファンが待ち望んでいる作品でもあったので、ゴジラを眠らせたままにしてはいけないと、2012年末に企画を始動させました。ハリウッド版も発表され、『本家本元はどうした?』という声に背中を押され、特撮への愛や造詣が深い庵野監督にご相談させていただきました」とコメント。

最初はオファーを断ったという庵野監督は初代ゴジラを超えることが難しいと考えていたようで、「最初の『ゴジラ』の衝撃に少しでも近づくためには、これまで怪獣の居なかった世界にゴジラを登場させなければならないと思いました。フルCGにすることで人間的でない部分を出せたと思うし、目だけは初代と同じように人を見るために下に向けています」とこだわりを明かした。

まさに新ゴジラの誕生に主演の長谷川は「圧倒されましたし、誰も真似することができない新しいゴジラであり、新しい日本映画という感じがしました」と語り、内閣官房副長官の矢口蘭堂としてゴジラと対峙する役柄については「いろいろな問題が起きて、日本に対する情熱、国民を守りたいという気持ちがどんどんと沸いてくる役でした。庵野監督から『これはある意味、矢口の成長の物語になったね』と言われたことが印象に残っています」と明かした。

また、長谷川演じる矢口とは対照的に冷静な内閣総理大臣補佐官の赤坂秀樹を演じた竹野内は「凄いなと思ったのは、フルCGにもかかわらず、SF感が無いところ。かつて日本映画が全盛の頃に映画を観ているような気持ちになりました。庵野さんの頭の中でしか分からない世界観を台本から想像するしかなく、完成作は更に想像を超えるものになっていて、どんどん期待度のハードルを上げてしまっていますが、観てのお楽しみです。私は本当に感動しました!」と興奮気味に明かした。

米国大統領特使カヨコ・アン・パタースンという特殊な役に挑んだ石原は「つい先日、試写で観させていただいて、怖くて震えました。3.11の経験があって、(演技の上で)助けられる部分もありました。また、アメリカ側の人間を演じさせていただいたことで、初めての感情を抱きました。今年はオバマ大統領が広島で顕花を捧げ、被爆者を抱きしめるという場面がありましたが、オバマ大統領と自分が重なったような感じがして、原爆や原発、放射能など、こんなにも考えさせられたことは無かったと感じています」と明かした。

なお、日本のゴジラシリーズでは最高となる100の国と地域での配給が決定し、台湾では8月12日から、フィリピンでは8月24日から、香港・マカオでは8月25日から、タイでは9月8日からの公開が早くも決定している。これについて長谷川は「凄いですね!ゴジラが世界中から愛されていること、庵野監督へのモノ凄い期待感だと思います。僕も海外で撮影していた時に、現地のコーディネイターから『君はゴジラ・アクターなんだろ!』と言われたのが、嬉しかったです」と誇らしげに笑顔を見せた。

公開情報 東宝配給「シン・ゴジラ」は2016年7月29日(金)全国公開
公式サイト:http://shin-godzilla.jp/

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