ニュース

上戸彩のいたずらに斎藤工が困りながらも和気あいあい!「昼顔」ファンミーティング(2017.05.11)

平日昼間に夫以外の別の男性と恋に落ちる主婦のことを指す造語「平日昼顔妻」をテーマに、道ならぬ恋に人生を狂わせてしまった女性を上戸彩が演じ、2014年夏に放送され人気を博した連続ドラマ「昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜」の3年後を描いた劇場版「昼顔」のファンミーティングが5月11日(木)に行われ、上戸をはじめ、斎藤工、伊藤歩、平山浩行、西谷弘監督が登壇した。会場には約500人のファンが駆け付け、“昼顔”ならぬキャスト陣の“裏顔”暴露トークや十数秒の写真撮影OKタイムに盛り上がりを見せた。

互いに結婚していながら、惹かれあい愛し合うようになった笹本紗和と北野裕一郎。その一線を越えた関係はいつしか明るみになり、別れざるを得なくなった。紗和は夫とも別れ、3年の月日が流れる。海辺の町で慎ましく暮らしていた紗和だったが、大学の非常勤講師となった北野と再会。どちらからともなく逢瀬を重ねていた二人の前に、北野の妻・乃里子が現れる。

久々の紗和役ということで不安もあったという上戸だが「北野先生の講演を聞きに、会場の扉を開けて声が聞こえてきた瞬間に、(ドラマの最終回で)北野先生の放送室からの声がフラッシュバックしてきて、別れた時のことを思い出して涙が止まらなくなってしまいました。紗和の気持ちが自然と甦ってきたし、北野先生が自分の中に生き続けていたことを感じました」と振り返った。

劇場版として二人の別れから3年後を描いているわけだが、斎藤は「ドラマのラストはどういう風にでもとることができる感じで、僕の好きなタイプのラストだったので、あのまま気持ちが鎮静するというのもありかなと思っていました」と明かし、西谷監督は「ドラマ終了後の反響がすごくて、普段は知人から『面白かった』ぐらいなんですが、今回は『紗和はあのままでいいの?』といった文句のようなメッセージが多くて、続きができたらとは思っていました」とコメント。

法的手段をとって紗和と北野を引き離した乃里子を演じた伊藤は「連絡も一切取らない、振り返らないという条件をつけて、この人を信じるのみと思っている役だったので、二人がどこまで乗り越えて来るのかという状況にザワザワどころではありませんでした」と複雑な心境を明かし、紗和が働き始める飲食店のオーナーを演じた平山は「話題作であり問題作に参加できるのは光栄だったし、僕も誰かとどうかなったりするのかなという不安の中、撮影に臨みました」と語った。

そんな平山演じる杉崎の登場に上戸は「紗和はこの3年、乃里子さんへの心からの謝罪と、北野先生を一刻も早く忘れたい、前を向いて歩けないという人生を歩んでいるので、唯一、隣にいても穏やかな気持ちでいられる杉崎さんが新鮮でした」とコメント。

ここで「あの人の“裏顔”が知りたい」ということで、「紗和がすごい!電動自転車なのに、楽じゃない漕ぎ方」というフリップが登場。これについて斎藤は「初めて原付に乗った時みたいにパワーが凄い自転車なのに、ドラマを見直すと、紗和が物凄い一生懸命漕いでるんですよ!」と明かし、上戸は「(電源を)オフにしてたの!」と答え、監督も「心の葛藤を表して欲しくて、オフにしてもらってたんですよ」と撮影の裏側を明かした。

また、斎藤は上戸へのクレームがあるようで、「映画のキャンペーンで上戸さんと監督が地方を回っているんですが、ポスターに僕のサインも書いているみたいで、やる気のない役者だと思われてしまうような書き方なんですよ」と不満気に明かし、証拠の写真も登場すると上戸は「工くんが来てくれなくて、魂だけは置いて行こうと思って、利き手じゃない方で書いています」とワザとやる気のない字で書いていることを暴露し、仲の良さを垣間見せた。

最後に斎藤は「秘め事のような撮影で、映画を公にしたい気持ちと、誰にも見て欲しくないという気持ち、皆さんに届けたいけど、届けたくないという不思議な気持ちがしています。公開までの1カ月が特別な時間になると思います」と語り、上戸も「愛の形や愛の深さはそれぞれ違って、ピックアップする部分によって汚い恋愛に見えたりもするかもしれないんですが、それぞれの恋愛があることを届けられたらと思います」と締めくくった。

公開情報 東宝配給「昼顔」は2017年6月10日(土)全国公開
公式サイト:http://hirugao.jp/

バックナンバー

ページのトップへ