ニュース

堺雅人が高畑充希の手を握りたかったのに・・・と後悔!「DESTINY 鎌倉ものがたり」完成披露会見(2017.11.07)

シリーズ3作品で総興収112億円のヒットを樹立した「ALWAYS 三丁目の夕日」の製作チームが再集結した「DESTINY 鎌倉ものがたり」の完成披露会見が11月7日(火)に行われ、主演の堺雅人をはじめ、ヒロインの高畑充希、共演の堤真一、安藤サクラ、田中泯、中村玉緒、そして山崎貴監督が登壇した。山崎組は初参加となる堺は「老若男女楽しめる作品。奇想天外な冒険ファンタジーという大作ではありますが、中心には夫婦の小さな関係や妻を恋しく思う気持ちが描かれているところが素敵で、そのギャップが面白いと思いました」と笑顔で明かした。

「三丁目の夕日」の原作者でもある西岸良平の累計発行部数950万部を誇るコミック「鎌倉ものがたり」の映画化。鎌倉に暮らすミステリー作家の一色正和のもとに嫁いだ年若い妻・亜紀子は、魔物や幽霊、妖怪や仏様、そして死神までも現れる生活に驚くばかり。楽しい新婚生活が始まるものの、ある日、亜紀子が黄泉の国へと魔物たちに連れ去られてしまい、一色夫婦の命をかけた運命が動き出す。

2012年の「ALWAYS 三丁目の夕日‘64」公開後から企画を温めてきた山崎監督は「これまで日本映画がやってこなかった、結構なファンタジー作品ですが、夢だった世界感をこれだけのキャストと作り上げることができて楽しかったです」と語り、山崎組常連の堤は、今回は撮影期間が短かったそうで「試写で観て、もっと出演したかったと思えた作品です。でも関わることができただけでも幸せでした」と明かした。

ヒロインを演じた高畑は「山崎監督の作品は何本も映画館で観ていて、めちゃくちゃ超大作を撮る監督というイメージだったので、呼ばれる日が来るとは思いもしませんでした。でも台本に小学生と見間違えられる若い妻と書いてあって、『だからか!』と(笑)。自分の童顔がコンプレックスの時もありますが、良かったです」と語り、監督は「幼い見た目ながら、母性を感じさせる幅広い演技が出来る高畑さんのスキルに助けられました」と感謝した。

初共演となる堺と高畑だが、NHKの大河ドラマと朝の連続テレビ小説の撮影時期が重なっていたことから、廊下ではよくすれ違っていたそうで、高畑は「いつかご一緒できたらと思っていたのですが、年齢の離れた夫婦役が出来るなんてラッキー!と思いました。廊下で会った時も『今度、一緒だね!』とハグせんばかりの勢いで言って下さり、ホッとした記憶があります」と明かし、堺も「亜紀子のイキイキした魅力に引っ張られたし、その可憐さが大きな見どころの一つです」と太鼓判を押した。

亜紀子を黄泉の世界へ案内する死神役の安藤は「ずっと憧れていた山崎組に参加できて嬉しかった上に、目に見えないモノが生きる世界に入り込めてウキウキしました。試写の時も遊園地にいる子どもみたいにキャー!となって、『私がこの世界にいる!』って感じでした」と興奮気味に語り、一色家に居座る貧乏神役の田中は「僕は存在感があるとか言われるんですけど、笑い飛ばされるような役をやってみたいと、『永遠の0』の舞台挨拶時に監督に言ったのを憶えてくれていたんですか?」と語りかけ、監督も「もちろん憶えてますよ」と返し、田中も「もしかしたら、と思っていたので嬉しかった」と喜んだ。

そして、一色家に仕える130歳の家政婦・キンを演じた中村は「NGばかりで沢山ご迷惑をおかけしました。今、78歳なんですが、100歳?っていうくらいボケているので、ハマり役だったと思います。グフフフ(笑)」と自虐的にコメント。撮影は今年の1月から2カ月半かけて鎌倉などで行われたが、中村が参加するロケは晴れていたそうで、「私、晴れ女なんです。撮影が終わったら雪が降ったりしてね」と不思議なパワーを発揮していたようだ。

また、夫婦の愛、家族の絆が描かれていることから、理想の夫婦について聞かれると、堺は「試写の時に途中で高畑さんの手を握りたくなってしまって。でも堤さんも隣にいたので、握れませんでした・・・」と堤をチラりと睨み、「ふとした時に隣で握れる手があるという関係がいいかな」と語り、高畑も「握ってくれたら良かったのに!それで堤さんが堺さんの手を握れば良かったのに!」と残念がっていた。

公開情報 東宝配給「DESTINY 鎌倉ものがたり」は2017年12月9日(土)から全国東宝系で公開
公式サイト:http://kamakura-movie.jp/

バックナンバー

ページのトップへ