2月2日からABCテレビ・テレビ朝日系列で毎週日曜朝8時30分に放送される｢ヒーリングっど プリキュア｣と、3月20日から全国公開される｢映画 プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日｣の合同記者会見が1月28日（火）に行われた。最新作は“思いやりと絆”をテーマに、ヒーリングアニマルと共に地球を手当てする“癒しのプリキュア”が大活躍。会見にはメインキャストの悠木碧、依田菜津、河野ひよりと、映画で時を司るキャラクターを演じたゲスト声優の平田広明と子役の稲垣来泉が巨大時計の中から登場し、直近3世代のプリキュア13名も勢揃いした。

｢ヒーリングっど プリキュア｣の主人公・花寺のどか（キュアグレース）役に抜擢された悠木は｢子供に見せたいアニメNo.1を目指して、夢と希望が溢れる作品にします。和気藹々と皆で作っている幸せな現場なので、作品にもそれが伝わっていると思います｣と自信を覗かせ、沢泉ちゆ（キュアフォンテーヌ）役の依田は｢『大丈夫！私に任せて！』というキャラクターに私も引っ張られ、1年間精一杯努めます｣とし、平光ひなた（キュアスパークル）役の河野も｢ひなたの明るい部分が自分にも似ているので、一話、一話、明るさや優しさを届けていきたいです｣と抱負を明かした。

映画版でプリキュアと敵対する『昨日』を司る精霊・リフレインを演じる平田は、これまでに｢ONE PIECE｣のサンジ役や｢パイレーツ・オブ・カリビアン｣のジャック・スパロウ役などを担当してきた“声優界のレジェンド”と言えるが、｢プリキュア｣への参加は戸惑いもあったようで、「光栄だったんですが、“おじキュア”か何かをやらされるのかなと（笑）。プリキュアたちも大勢いるから、悪役として一人で戦うのは大変でした！」と語り、悠木は｢平田さんが演じて下さったことで、最終的にリフレインが好きになれました｣と信頼を寄せた。

連続テレビ小説｢スカーレット｣や映画｢人魚の眠る家｣など数々のドラマや映画で活躍する人気子役の来泉ちゃんは、『明日』を司る精霊・ミラクルンとして声優に初挑戦。｢プリキュアはお姉ちゃんと小さい頃から見ていて、映画館で初めて観た映画もプリキュアでした。ミラクルペンライトを振って応援しました｣とプリキュアの大ファンであることを明かし、｢声優さんたちの息が揃っていて、声だけでビックリマークとかを表現していて凄いと思いました！｣と収録現場を見学した時のことを振り返った。

そんな来泉ちゃんとの初対面について平田は、｢寒い日だったのにスタジオの外まで迎えに来て、大きな声で挨拶してくれて、一発でやられましたね。手紙まで書いて来てくれて｣とポケットから取り出し読み始めたが、老眼で文字が見えず、来泉ちゃんからフォローされる場面もあり、｢この子は悪いプリキュアから守る！っていう気持ちでテンションが上がりました！お前たちなんかに渡すもんか！｣とメロメロの様子だった。

なお、春の｢映画 プリキュア｣は“遊べる体感型ムービー”として人気を博しており、プリキュアがピンチの時に応援するアイテムとして配布されるミラクルライトは、本作では物語のカギを握る妖精ミラクルンをモチーフにした初の人形型“ミラクルンライト”として子供たちにプレゼントされる。