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橋爪功がコロナ報道に提案!「お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方」製作発表会見(2020.03.16)

生きているうちに人生の整理を行い、新たな気持ちで残された次の人生に臨む“終活”をテーマにした「お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方」の製作発表記者会見が3月16日(月)、作品の要となる大原夫妻の金婚式の撮影現場で行われた。葬儀社で大原家の終活を手助けする主人公・菅野涼太を演じる水野勝をはじめ、キッチンカーを経営する大原家の娘・大原亜矢役の剛力彩芽、菅野の上司・桃井梓役の松下由樹、夫との生活に不満を持つ妻・大原千賀子役の高畑淳子、7年前に定年退職した典型的な亭主関白の夫・大原真一役の橋爪功、そして香月秀之監督が登壇した。

夫・真一の定年退職後、真一が自宅にずっと居ることで妻の千賀子は“夫源病”と呼ばれる夫在宅ストレス症に陥っていた。そんな折、娘の亜矢は自分が営むキッチンカーの客で葬儀社に転職したばかりの菅野と出会う。菅野から終活フェアに誘われた亜矢は、母親の千賀子に行くことを勧め、千賀子はフェアで最新の終活情報を得て、積み重ねた人生を一度整理する大切さを感じるのだが、真一は否定的な態度を取るのだった。会見には本作の葬儀シーンの監修などを行っている名古屋の葬儀会社・一柳葬具總本店の加藤智弘取締役も来場し、終活事情について説明した。

BOYS AND MEN のメンバーとしても活躍する水野は「葬儀会社の新入社員ということで、一柳さんに足を運んでセミナーを受けたり、マニュアルを読んだりして役作りしました。ベテランの皆さんの胸をお借りして、真摯に役に向き合っています」と語り、2014年の「L・DK」以来の映画出演となる剛力は「久しぶりで緊張していたのですが、楽しくて温かい現場で、アットホームな作品になると思います。娘の立場としてはお母さん寄りになりがちかと思うのですが、両親それぞれの立場をリアルに感じて、改めてその存在を考えるきっかけになればいいなと思います」とコメント。

一級葬祭ディレクターの資格を持つ役柄という松下は「終わりのために生きるということを改めて考えることができました。葬儀社はシリアスに受け取られがちかと思いますが、映画はコミカルですし、水野君とも上司と部下というより、姉と弟のように心がけて演じています」と明かし、熟年離婚寸前の夫婦を演じる橋爪は「終活とか終焉とか、最近はそういう映画しか出られない」とボヤき、高畑は「ケンカばかりの夫婦ですが、色々と昔を思い出すシーンがあって、そういう部分を大切にしなければいけないと思いました」と語った。

昨今はコロナウイルス感染症が拡大し、映画のイベントなども中止となることが多いが、会場に集まった多くのマスコミを見て橋爪は「山田(洋次)監督がこの様子を見たら、嫉妬するに違いないな。私は気が小さいし、後期高齢者でもあるので、テレビは出来るだけ見ないようにしています。マスコミも何人(感染者が)増えたとかじゃなく、退院した人数を出して欲しい。全快したら他の病気も治っちゃったとか、明るいニュースが欲しいな!」と提言した。

香月監督も「病院関係の撮影が出来なかったりというのはありますが、なんとか乗り切れそうです。脚本も手掛けているのですが、実際に撮影すると想像していたシーンより素晴らしいという場面が一杯あって、山田監督には負けると思いますが、頑張りたいと思います」と意気込みを見せた。また、終活がテーマということで、人生のどんな整理をしたいか質問された剛力は「洋服を整理したいというのはありますが、小さい頃から大事にしてきたものを整理して、それがどういうものだったかメモして、家族にも聞いてみたりしながら、お片付け出来たら楽しいんじゃないかなと思っています」と明かした。

公開情報 イオンエンターテイメント配給「お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方」は2021年春公開
公式サイト:https://oshu-katsu.com/

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