シリーズ累計販売本数6600万本を誇る大ヒットゲームを、｢バイオハザード｣シリーズのポール・W・S・アンダーソン監督とミラ・ジョヴォヴィッチ主演のコンビで映画化した｢モンスターハンター｣のジャパンプレミアムトークショーが3月4日（木）に行われた。アンダーソン監督とジョヴォヴィッチはリモートで参加し、日本語吹替版で声優を務める本田貴子、松坂桃李、そして唯一の日本人キャストとしてオーディションで“受付嬢”役を勝ち取った山崎紘菜も登壇した。

作戦行動中に砂漠で消息を絶った偵察小隊の探索にあたっていたアルテミス率いる特殊部隊が、突如現れた超巨大モンスターを“モンスターハンター”と共に倒していくサバイバル・アクション。“モンハン大好きな人限定”で出演が決定し、ジョヴォヴィッチの吹替でも有名な本田は｢今回もアルテミスという役をいただいた、というモチベーションで演じさせていただきました。ミラさんと同じく私も母親で、毎回作品を観る度に役に合わせて鍛えあげて完璧に演じているのを見て、とても勇気づけられています｣と明かした。

前代未聞の“日本語を一切話さない日本語吹替声優”としてハンター役のトニー・ジャーの吹替を担当した松坂は｢はっきりとした言葉がなく、非常に大変でしたが、映像のクオリティが本当に高くて、アフレコしながら楽しんでいる自分がいました。トニーさんの表情を見ながら、吹替版監督と相談しながら『こんな感じかな？』と声を入れていきました｣と語り、本田からも｢トニーさんのキュートな感じがとても出ていました！｣と太鼓判を押された。

ハリウッド映画進出を果たした山崎は｢世界のトップの現場を体験させていただき、貴重な私の財産となりました。演じることは世界共通だと学ばせていただきました｣と明かし、松坂は｢すごいステキでしたし、自分もあの世界に行きたいなと思いました。どこまでがCGだったんですか？｣と興味津々。すると山崎は｢モンスターは全部CGです！お二人の声もめちゃくちゃステキだったので、褒めていただけるなんてくすぐったい感じです｣と応じた。

また、現場でのジョヴォヴィッチについて｢撮影で疲れているはずなのに、ポールと一緒にセットでランニングしたりしていて、凄くタフな方でした。それに、キャストやスタッフに対してとても愛情深くて、メイク室でも一人一人に『おはよう！』と声をかけて、鼓舞してくれて、尊敬しています。トニーも同じアジア人という事で仲良くして下さって、アジア食が恋しかった時にキッチンでカオマンガイを作ってくれました｣と明かした。

見どころについて松坂は｢ミラとトニーの肉弾戦は劇場で観て欲しいですね！NO CGなので、あれにはたまげました！｣とし、山崎は｢私はワイヤーアクションが初めてだったんですが、こんな大変なことをミラは何年も続けてきたのか！と驚きました｣とコメント。さらに、MX4D＆4DXでも上映されるということで、一足先に体感した山崎は｢また違った作品を観ているような感覚で、すごく4Dに向いている作品だと思いました。是非、劇場で体感していただきたいです！｣と興奮気味に明かした。

ここで、リモートで自宅にいるジョヴォヴィッチとアンダーソン監督が登場。｢来日できなくて本当に残念。日本ではいつも最高の瞬間を味わえるから、是非また行きたいわ！｣、｢大好きな日本のお客さんに、この作品を観てもらえるということで、ワクワクしているよ！｣と口々に挨拶。また、ジョヴォヴィッチは吹替を担当した本田について｢実は私、日本語で喋っているのよ！って言いたくなるくらい、素晴らしかったわ。私の作品を全て演じてくれてありがとう！｣と感謝。

また、トニー・ジャーとの共演については｢アクションやマーシャルアーツの王様とも言えるトニーと一緒のシーンが出来て光栄でした。松坂さんの吹替も、凄く感情が伝わってきて素晴らしかった！｣と称え、松坂も｢次回作があれば出演させていただきたい。お二人とひと狩りしたいです！｣とアピール。するとジョヴォヴィッチは｢かっこいい役を作れるのはポール以外いないからね！こういう世界観を楽しみたかったら、連絡して！｣とノリノリ。

最後に、この日が誕生日だというアンダーソン監督のため、会場には誕生日ケーキが用意された。｢ステキ！私のあげたケーキは小さかったから・・・。東京で作ったケーキなら絶対においしいはず！｣と監督以上にジョヴォヴィッチが興奮。監督は｢10年前に僕が恋に落ちた『モンスターハンター』を、日本で公開できて本当に嬉しい。大スクリーンで楽しんで下さい！｣とメッセージを送った。