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三浦友和が横浜流星を誤解していたと謝罪!「線は、僕を描く」完成報告会(2022.09.28)

「ちはやふる」を青春映画の金字塔に仕立てあげた小泉徳宏監督を筆頭とする製作チームが再集結し、横浜流星を主演に迎えて“水墨画”の世界に挑む「線は、僕を描く」の完成報告会が9月27日(火)に行われ、水墨画に魅了されていく主人公・青山霜介役の横浜をはじめ、共演の清原果耶、細田佳央太、江口洋介、三浦友和、小泉監督が登壇した。横浜は「墨と水と筆と紙だけで、こんなにも美しい絵になることに感銘を受けました。自然や自分自身と向き合えましたし、水墨画を通して大切なことに気付けました」と挨拶した。

2020年の「本屋大賞」3位、2019年のTBS「王様のブランチ」BOOK大賞を受賞した砥上裕將による青春芸術小説の映画化。深い喪失のなかにあった大学生の青山霜介は、巨匠・篠田湖山と出会い、水墨画の道を歩み始める。素晴らしい絵師たちとの触れ合いを通し、やがて霜介は命の本質へと迫っていく。全国の書店員からは、「命が芽吹く物語」「青春って素晴らしい!」「まっすぐで、せつなくて、透き通るような喪失と再生の物語」と絶賛されている。

清原は「水墨画は迫力があり、一見難しそうですが、私も沢山練習して、どんな人でも挑戦できるものだと、触れて良かったと思える日本画でした。先生からは『清原さんは思ったより大胆な線を描く。見た目は少女のようなのにね』と言われ、恥ずかしかったんですが、負けず嫌いの性格が線に滲み出たのかもしれません」と明かし、横浜も「『力強い線を描くね』と先生に言われ、霜介は繊細な線で描くので、正反対でどうしようかと。弱く描いても何か違うし、内面が写し出されるので、霜介の気持ちになって描くことが大切だと感じました」とコメント。

小泉監督も「最初に先生に教わって水墨画を描いてみたんですが、本当に難しくて、これを映像化して、面白さが上手く伝わるのかなと悩みました。なので、俳優の皆さんには徹底的に練習していただきました」と語り、横浜は「監督も難しかったとおっしゃっていましたが、水墨画をエンターテインメントとして、ダイナミックに描き出していて、誰が見ても楽しめると感じたので、少しでも興味を持っていただけたら」とアピール。

また、共演したそれぞれの印象について江口は「清原さんは、ちょっと話すとケラケラと笑顔が魅力的で、彼女の笑顔を撮りたいと思うほどでした。でも所作をきちっとしていないといけないので、そのギャップがまたチャーミングでした」と明かし、監督も「『ちはやふる』でご一緒した時は、15、6歳だったので、その印象で止まっていたら、素晴らしい大人の女性になっていて、霜介より年下でありながら姉弟子という役柄で、良いハレーションを起こしてくれるんじゃないかと思いました」と期待通りだった様子。

細田は「人見知りなので、横浜さんにどう話かけようかと思っていたら、飲み物の好みが一緒で、それをきっかけに話せました。母が好きで、僕に伝わってきた炭酸飲料だったので、母に感謝です。清原さんは事務所が一緒なのですが、果耶ちゃんが1回でOK出したら、僕も1回でOKを出さなければ!と謎のプレッシャーを感じていました」と振り返った。

また、江口について「太陽のようだった」と評した横浜は、三浦については「月のよう」と明かし、「現場を包み込んで、見守って下さり、湖山先生が目の前にいるという感覚がしました」と語り、そんな横浜について清原は「数年ぶりにご一緒して、沢山の経験を積まれて、背中が何倍も大きく見えました。現場を引っ張っていってくれる感じがしました」と称賛。

しかし、三浦は「原作と脚本を読んで、霜介役が流星君と聞いて『ちょっと違うかな』と思ったんです。都会的な感じだし、二枚目すぎて、ナルシズムを楽しんでいるような感じがして、でもそれは偏見でした。いつもコンビニの袋を下げて現場に来て、バッグ無いの?って感じだったし、その様子が霜介そのもので、偏見を持って失礼しました。素晴らしい俳優であり、男だと感じました」と明かした。

公開情報 東宝配給「線は、僕を描く」は2022年10月21日(金)から全国公開
公式サイト:https://senboku-movie.jp/

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