ニュース

新たなバディに黒木華がキュン抑えきれず・・・!「映画 イチケイのカラス」完成報告会(2022.12.21)

2021年4月期にフジテレビ系列で放送され、平均世帯視聴率12.6%と令和の“月9ドラマ”No.1の高視聴率を獲得した痛快リーガルエンタテインメントのその後を描く「映画 イチケイのカラス」の完成報告会が12月20日(火)に行われ、自由奔放で型破りな裁判官・入間みちお役の竹野内豊、みちおとは対照的に超ロジカルなエリート裁判官・坂間千鶴役の黒木華をはじめ、斎藤工、山崎育三郎、向井理、小日向文世、田中亮監督が登壇した。

東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称:イチケイ)を去った入間みちおが、異動先の岡山で担当することになったのは、主婦が史上最年少の防衛大臣に包丁を突きつけたという傷害事件。その背景には、不審点だらけのイージス艦と貨物船の衝突事故があった。一方、坂間千鶴は裁判官の他職経験制度で弁護士となり、奇しくもみちおの隣町に配属されるのだった。

竹野内は「連ドラの撮影中には、まさか映画化されるとは想像もつかなかったんですが、ドラマを応援して下さった皆さんのおかげだと感謝しています。ドラマの頃は(コロナの)状況が落ち着かない中、無事に最終回まで辿り着けるかという緊迫感があったんですが、現場は和気藹々としていて、多くの方々に楽しんでいただける作品になったのは嬉しいです。1年空いて役に戻れるか不安もありましたが、野球場のシーンでクランクインして、黒木さんの声を聞いたら一発で戻りました」と明かした。

黒木も「坂間はまくしたてるセリフが多くて、その感覚を戻せるかが一番大変でした。今回は弁護士として登場するので、思ったより舌が追いついてこないんですよね」と言って笑った。また、映画では人権派弁護士として登場し、坂間とバディを組むことになる斎藤演じる月本信吾に惹かれていく役どころということで、「あんまりキュンとし過ぎないようにしたんですが、斎藤さんなので・・・、たぶん(キュンが)出ちゃってたんじゃないかと・・・」と乙女心をのぞかせた。

斎藤は「黒木さんは日本映画界の宝なので、ただただ光栄です。テーマが地域の司法で、法を越えたルールなどを坂間と探る役割だったんですが、法がなんたるものか、月本なりに見ていて、入間さん、坂間さんとは違う角度になっていたらいいなと思います」とコメント。ドラマに引き続き出演する山崎は「イチケイのLineグループがあるので、久々な感じはしなかったんですが、映画に出演されないメンバーも居るので、微妙な空気が流れました」と裏話を披露。

入間の最大の難敵となる防衛大臣・鵜城英二を演じた向井は「みちおさんは人間味があって、竹野内さん自身もユーモアがあり、役と重なって見えました。今回はわかりやすく対立する関係性だったので、現場で深くお話はできなかったんですが、またご一緒したいです」とラブコールを贈った。また、映画公開日の翌日となる1月14日(土)にはスペシャルドラマも放送され、小日向は「映画より面白いかも!」とアピールし、竹野内も「連ドラの時にはわからなかった駒沢と入間のバックグラウンドが見えてくるし、新キャストも魅力的です」と明かした。

また、田中監督は「刑事裁判官が主人公というのは珍しいですが、法は皆さんのすぐそばにもありますよ、ということを語りかける作品になっていれば。恋愛、家族愛、郷土愛などもあり、誰しもが共感できる、まさにリーガルエンタテインメントになっています」と自信を見せ、竹野内も「連ドラよりスケールアップし、さらに多くの方々に楽しんでいただける作品になっています。ドラマを観ていない方でも、何の先入観もなく十分にエンタメとして楽しめる作品に、田中監督が仕上げて下さっています」と太鼓判を押した。

公開情報 東宝配給「映画 イチケイのカラス」は2023年1月13日(金)全国公開
公式サイト:https://ichikei-movie.jp/

バックナンバー

ページのトップへ