鈴鹿央士と縁の深いドラえもんに水田わさびも感激!「映画ドラえもん のび太の絵世界物語」完成報告会(2025.01.29)
「映画ドラえもん」シリーズ45周年記念作品「映画ドラえもん のび太の絵世界物語」の完成報告会が1月29日(水)に行われ、「のび太の新魔界大冒険 7人の魔法使い」以来となるシリーズ4本目のメガホンをとる寺本幸代監督、レギュラー声優陣の水田わさび、かかずゆみ、木村昴、関智一、ゲスト声優を務める鈴鹿央士、藤本美貴が登壇した。ドラえもん役の水田は「寺本監督はチャーミングな可愛い方なんですが、とてもダイナミックな作品になっていて、監督の中のマグマのようなものが燃えていると感じたし、スケールの大きい作品になっています」と挨拶した。
絵に描かれた壮大な中世ヨーロッパを舞台に、ドラえもんたちが"絵の世界"に飛び込み、大冒険を繰り広げる。主題歌「スケッチ」に加え、あいみょんが挿入歌「君の夢を聞きながら、僕は笑えるアイデアを!」も担当しており、ゲスト声優として"サンドウィッチマン"の伊達みきおと富澤たけしも参加している。寺本監督は「絵を題材にしているので、作品の中でも絵の具を作ったりしていて、絵の描写は細かく作りましたし、キャラクターたちの感情表現にもこだわりました」と明かした。
しずか役のかかずは「絵の中の世界に入っていくんですが、奥が深くて広くて、色使いも素敵で、監督たちはロケで実際にイタリアにも行かれたそうで、沢山の本物が詰まっています」と話すと、スネオ役の関は「僕たちも一緒に行きたかったですよね。ヨーロッパの風を感じながらアフレコしたかったな」と残念がり、監督は「イタリアの光の強さやコントラストが映画にも反映されていると思います」と自信を見せた。
ジャイアン役の木村は「今回もジャイアンの見せ場はあります!かっこいいジャイアンが始まってすぐ出てきます」とアピールし、「45年の映画シリーズの歴史の中で、宇宙も行ったし、恐竜の世界も行ったし、もうドラえもんたちが行ける所は無いんじゃないかと思っていたんですが、絵の世界があったのか!と驚きました」とコメント。
ゲスト声優として、アートリア公国の美術商人・パル役を演じた鈴鹿は、「初めて映画館で映画を観たのが『のび太の恐竜2006』だったんです」と語り出すと、水田が思わず「私たちが初めて声優をした作品だ!」と喜び、鈴鹿は「6歳だったんですが、映画館で映画から何かをもらって、心が動くという経験を初めてしました」と話し、水田は「すごい嬉しい。私たちのドラえもんを観て、こんな素敵な俳優さんになられて、鈴鹿さんの人生に携われたことに感動です!」と感激の面持ち。
アートリア公国の王妃役を演じた藤本は、2年ぶり2度目のゲスト声優となり、「2回目があることに驚いたんですが、今回は表現の仕方が難しくて、かかずさんにアドバイスをいただきながら、やらせていただきました。台詞が無い状態で、遠くの方でパンを食べているとか、難しかった」と苦笑いし、「母として考えさせられる部分が今回もあって、自分や子供や日常を見つめ直そうと思いました」と明かした。
また、映画45周年、声優参加20周年の節目となる「ドラえもん」の存在について水田は「いつも私に元気とパワーを送ってくれる作品なので、ちょっとお腹が痛い時も、スタジオに入ってドラちゃんに会うと痛くなくなるし、寝起きがしんどい日もスッキリする。不思議なパワーをくれる存在で、ここにいる皆のお陰かもしれない」とレギュラー声優陣にも感謝した。
さらに、劇中で使われるひみつ道具"はいりこみライト"を使って、「ドラえもんたちと行ってみたい場所は?」と聞かれると、鈴鹿は「宗教画で天使が降りてくるような絵があると思うんですが、天使に会ってみたい。僕も天使になってパタパタ飛びたい」と可愛い回答。木村は「ファミレスのメニューの中」と話すと、関が「それって食べられる側になっちゃうんじゃない?」と突っ込み、「いやいや、ハンバーグのプレートに乗って、皆で食べたい」と明かした。
最後に寺本監督は「45周年に恥じないパワフルな作品になっています。アクションも凄いし、涙あり、笑いあり、一瞬たりとも飽きさせない作品なので、皆さんにご覧いただけたら」とし、水田は「コロナ禍を経験して、映画が毎年公開されるのは特別なことだと感謝の気持ちでいっぱいです。オリジナル作品ではありますが、藤子・F・不二雄先生の世界観が詰まっていて、三世代が安心して観られるダイナミックな映画になっています!」とアピールした。
なお、のび太役の大原めぐみは体調不良のため、この日は欠席となった。
公開情報 | 東宝配給「映画ドラえもん のび太の絵世界物語」は2025年3月7日全国公開 公式サイト:https://doraeiga.com/2025/ |
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