新作2作がワンツー・フィニッシュ『ダンケルク』が初登場1位を獲得!『三度目の殺人』は2位スタート(9月9日-9月10日)(2017.09.11)
1位 ダンケルク
2位 三度目の殺人
3位 関ヶ原
4位 怪盗グルーのミニオン大脱走
5位 ワンダーウーマン
6位 HiGH&LOW THE MOVIE 2 / END OF SKY
7位 君の膵臓をたべたい
8位 打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?
9位 スパイダーマン:ホームカミング
10位 散歩する侵略者
今週の映画動員ランキングは『ダンケルク』(ワーナー)が、土日2日間で動員22万人、興収3億2400万円をあげ初登場1位を飾った。「ダークナイト」「インセプション」「インターステラー」と、新作ごとに圧倒的な映像表現と斬新な世界観で観る者を驚愕させてきたクリストファー・ノーラン監督が、初めて実話をもとに作り上げた意欲作。第二次世界大戦中、フランス北端ダンケルクに追い詰められた英仏連合軍40万人の兵士たちの「戦い」ではなく生き残りをかけた「撤退」を描く、これまでにない戦争映画となっている。今作が映画デビュー作となるフィオン・ホワイトヘッドのほか、トム・ハーディ、キリアン・マーフィーらが出演。ノーラン作品ということでIMAX版での鑑賞意欲が非常に高く、土日2日間の動員比で「キングコング:髑髏島の巨神」が9.2%だったのに対し、17.6%の高稼働となっている。
『三度目の殺人』(東宝/ギャガ)は、土日2日間で動員17万9300人、興収2億3300万円をあげ2位でスタート。カンヌ映画祭・審査員特別賞を受賞した「そして父になる」の是枝裕和監督×福山雅治主演という強力タッグに加え、役所広司が是枝組初参加。監督がかねてより挑戦したいと考えていた法廷を舞台にした審理サスペンスをオリジナル脚本で撮り上げた。真実より裁判での勝ちにこだわる弁護士を福山が、殺人の前科がある得体のしれない容疑者に役所が、「海街diary」以来、是枝作品2作目となる広瀬すずが物語のカギを握る被害者の娘を演じているほか、吉田鋼太郎、斉藤由貴、満島真之介ら豪華キャストが競演。40代〜60代の映画ファンを動員していることから、平日やレディースデイでの高稼働も見込まれ、腰の強い興行が期待される。
他新作では、劇団イキウメの人気舞台を黒沢清監督が長澤まさみ、松田龍平、長谷川博己ら豪華キャストで映画化した『散歩する侵略者』(松竹/日活)が、10位にランクイン。
既存作品は3位の『関ヶ原』(東宝/アスミック・エース)が累計興収15億円、4位の『怪盗グルーのミニオン大脱走』(東宝東和)が68億円、5位の『ワンダーウーマン』(ワーナー)が10億円、6位の『HiGH&LOW THE MOVIE 2/END OF SKY』(松竹)が11億円、7位の『君の膵臓をたべたい』(東宝)が30億円、8位の『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』(東宝)が13億円、9位の『スパイダーマン:ホームカミング』(ソニー)が26億円を突破している。
(「ダンケルク」(C) 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED)