『万引き家族』が初登場1位を獲得!『終わった人』は4位、『羊と鋼の森』は6位スタート(6月9日-6月10日)(2018.06.11)
1位 万引き家族
2位 デッドプール2
3位 50回目のファーストキス
4位 終わった人
5位 名探偵コナン ゼロの執行人
6位 羊と鋼の森
7位 ピーターラビット
8位 OVER DRIVE
9位 妻よ薔薇のように 家族はつらいよIII
10位恋は雨上がりのように
今週の映画動員ランキングは、『万引き家族』(ギャガ)が、土日2日間で動員35万人、興収4億4500万円をあげ初登場1位を飾った。先月開催された第71回カンヌ国際映画祭にて、日本映画としては1997年の今村昌平監督作品「うなぎ」以来となる最高賞パルムドールを受賞。受賞記念先行と銘打ち、公開に先駆けて行われた6/2(土)・6/3(日)の先行上映も大盛況で、先行上映2日間を含めた5日間の累計は、動員61万人、興収7億7000万円を超えた。監督は「そして父になる」でもカンヌ映画祭で審査員賞を受賞している是枝裕和。出演はリリー・フランキー、安藤サクラ、松岡茉優、樹木希林ほか。
先週1位でスタートを切った『デッドプール2』(フォックス)は、土日2日間で動員15万5000人、興収2億4000万円をあげ2位。累計興収は早くも11億円を突破した。先週2位でスタートの『50回目のファーストキス』(ソニー)は、土日2日間で動員9万2000人、興収1億3200万円をあげ3位となっている。
大河ドラマや朝ドラなど数多くのテレビドラマを手掛けてきた脚本家・内館牧子の同名小説を実写映画化した『終わった人』(東映)は、土日2日間で動員8万5000人、興収9800万円をあげ4位に初登場。「リング」「クロユリ団地」などホラーのイメージが強い中田秀夫監督が、舘ひろしと黒木瞳の主演で、大銀行の出世コースからはずれ、定年を迎えた男の奮闘を描く。
山奥で育ったひとりの青年がピアノ調律師という仕事に出会い、成長していく姿を描き、2016年第13回本屋大賞を受賞した宮下奈都の同名小説を実写映画化した『羊と鋼の森』(東宝)は、6位にランクイン。監督は「orange オレンジ」で長編監督デビューした橋本光二郎。出演は山崎賢人、三浦友和、鈴木亮平のほか、上白石萌音・萌歌が初の姉妹共演、劇中でも姉妹を演じているのも話題となっている。
「Yahoo!知恵袋」への質問が話題となりコミックエッセイ化もされた伝説の投稿を実写映画化した『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』(KADOKAWA)は惜しくも11位でのスタートとなった。
他既存作品では5位の『名探偵コナン ゼロの執行人』(東宝)が累計興収80億円を突破。現在、歴代興収で最終興収80億4000万円をあげた「THE LAST MESSAGE 海猿」を抜き、63位となっている。
(「万引き家族」(C)2018フジテレビジョン ギャガ AOI Pro.)